2016/5/29 5:48 【現在地】
アーチの美しさに魅せられ、渡るよりも先に谷底に降りて眺めたばかりか、川の徒渉までやった。
図らずも、橋が無くても対岸へ行けることを証明してみせたわけで、その点では、何となく橋に申し訳ない気持ちになった。
が、それはもう済んだことだ。
今から改めて橋を渡って対岸へ向かうこととしよう。
橋を含む一連の旧道を走破するまでが、このミニ探索である。
旧 湯渡戸橋の南側橋頭に立って、橋上を望む。
ちょうど足元から先が橋なのであるが、手前半分ほどは、まるで森のようである。
仙台市と言えば、杜(森)の都というのがよく知られた愛称だが、そこにある橋の上まで森とは、なかなかに洒落ているではないか。
コンクリートで鋪装された橋の上が、人為的な客土もなく、これだけ綺麗に緑化されているのは、ひとえに樹木の作用であろう。
毎年秋に降り積もる落ち葉が、長い時間をかけて土となり、この緑を育んだのだ。
訪れる人もほとんどないようで、橋上の緑に踏み跡は見られない(11年前にはあったのだが)。それでも浅い草むらなので、見通しも悪くないし快適に進む事が出来た。
橋の長さはおおよそ30mだが、真ん中辺りまで来てようやく本来の路面が露出していた。
隣にある現橋から見下ろした時、よく見えていたのがこの辺りだ。
上から現橋を行く車の音が聞こえるが、それを除けば静かな環境で、川風が気持ちいい。
ただ、何となく見下ろされているような気持ち悪さがあるのは、現橋の存在だけでなく、正面の高層ホテルのせいだ…。
右の画像は、11年前の同じ場所。季節は1週間ほど右の画像の方が夏寄りだが、緑がより濃いのは左の画像だ。生長してる〜。
こんなビルに見下ろされながら、落ち着いて探索出来るわけがない〜(涙)。
また、温泉ホテルということもあって、その気は無いのにうっかり露天風呂を覗いちゃったりするんじゃないかという不安も、あった。
まあ、実際にはその危険は無いようだが。
それはそうと、11年前の写真と比較すると、今回の方が建物が綺麗である。
良く見ると、建物の配色が変わっている。最近、塗装し直されたようである。
読者さんの情報によれば、このホテル(グリーングリーン)は40年くらい前に建築されたが、近年一度倒産し、リニューアルされたらしい。
ところで、もし