本年6月10日に報道各社に対しB棟南棟のボーリング調査の途中結果として5本の杭の未達を発表後、追加調査を続け、このたび居住棟全棟の調査結果がまとまりました。
ここでは主に11月16日に住友不動産から居住者に行われた説明の概要とそれに対する管理組合の見解等について発表させていただきます。
本年6月10日に報道各社に対しB棟南棟のボーリング調査の途中結果として5本の杭の未達を発表後、追加調査を続け、このたび居住棟全棟の調査結果がまとまりました。
11月20日には住友不動産・熊谷組から横浜市に地盤調査、構造検証報告及び原因報告が書類で提出されましたが、横浜市としての検証はこれから行われます。ここでは主に11月16日に住友不動産から居住者に行われた説明の概要とそれに対する管理組合の見解等について発表させていただきます。
<各報告説明の概要>
1.ボーリング調査結果及び建物の安全性について(*11/16住民説明会での説明概要)
・本年3月から10月まで調査を実施した結果、直接基礎であるA棟西棟を除く4棟の
杭の状況は以下の通り。全体で47本のうち、未達15本、根入れ不足4本、到達28本という結果になりまし
た。
・「根入れ不足」とは支持層に届いてはいるが、深さが不充分な状態
・未達と根入れ不足はいずれも杭の不良(瑕疵)
・「建物の安全性について」は以下の通り説明
B東、A南、A東の三棟については建築基準法で定める大地震に対して安全性確認済
(通常の設計法とは異なる工学的判断による)
2.瑕疵発生原因について(*熊谷組の報告に基づく住友不動産からの説明概要)
(1)地盤調査が不充分(7/27説明会での概要)
・3回の地盤調査を行ったが、S4年の古地図(地形図)を確認しなかったため谷(理事会注(以下、注):支持層が急に深くなっている所)の存在を認識しないまま適当な位置での調査を行えず、A棟側の谷は確認できたが、B棟側の谷は確認できなかった。その調査結果に基づきB棟が設計された。
(2)杭施工時の不手際及び支持層誤認(11/16説明会での概要)
・二次下請け杭施工業者掘削機オペレーターが正しい支持層まで掘削しなかった
・一次下請け杭施工業者現場代理人が支持層に到達したと誤認
・施工会社熊谷組杭工事係が入社4年目で経験が浅く、現場代理人の判断を過信