2.請求の趣旨
市に提出した請求の趣旨は以下のとおりです。
1 請求の要旨
つくば市は、総事業費300億円を超える巨大な総合運動公園の建設を計画しています。しかし、つくば市始まって以来の大きな事業であるにもかかわらず、明確な財政計画が示されないまま事業が進められています。以下の理由から、つくば市は、総合運動公園建設について、市民が判断できる充分な情報を提供し、市民の意思を問うべきと考えます。
(1)つくば市は基本計画策定にあたり、(仮称)つくば市総合運動公園基本計画策定委員会を設けました。しかし委員の公募や市民に向けての説明会などは行われず、市民の意思を確認する機会はありません。
(2)つくば市はこの施設を、東京オリンピック、ラグビーワールド杯など国内外の大会開催を挙げ、キャンプ地や競技会場として活用したいとしています。しかし大会やキャンプ地誘致の根拠はなく、これらのスポーツイベントは一過性のもので、巨大施設が継続して安定的に利用される保証はありません。また、市民が気軽にスポーツを楽しめる施設と、トップアスリートが使用する施設の両立は難しく、優先すべきは市民が使いやすい既存施設の有効利用と改修・充実です。
(3)この事業を進めた場合、用地購入費、建設費、施設管理運営費などの支出によって、将来の財政を圧迫し、高齢者対策、子育て支援、生活環境整備、産業振興など、本来必要な事業が困難になる可能性があります。
(4)本事業について、財政計画や利用の見通しは示されていません。昨今、人件費や資材が高騰しており、事業費は更に膨らむ可能性があります。
(5)平成26年3月、つくば市議会は用地取得を決定しました。しかし、その後の調査で、当時、重要な情報を提供しなかったなど、市の手続きに不適切な点が判明し、市議会において市長が謝罪するに至っています。この点については住民監査請求も起こされています。
以上のことから、(仮称)つくば市総合運動公園基本計画、及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例の制定を求めるものです。
3.当会が目指す動き:
①2015年1月 受任者募集 2015年2月11日〜3月10日 終了しました!
住民投票を実施するためには、住民投票条例の制定を求める「直接請求」という提案を議会にしなくてはいけません。直接請求をするためには、つくば市の有権者の1/50