東京外かく環状道路 (とうきょうがいかくかんじょうどうろ)は、 東京都 大田区 から 埼玉県 を経て 千葉県 市川市 に至る延長約85 km の 道路 である。 首都圏 における高速道路計画 3環状9放射 のうち、3環状道路の一つ(他の2つは 首都高速中央環状線 と 首都圏中央連絡自動車道 (圏央道))であり、 都心 から約15kmの 環状道路 である。
表記については1975年頃から1991年頃までは公文書等で 東京外郭環状道路 と表記されており、この名残で市川市 [1] や東京都 [2] では現在も一部の 都市計画道路 名に「郭」の字を用いている。
東京の周りを取り囲んで、 湾岸線 、 第三京浜 、 東名高速 、 中央道 、 関越道 、 東北道 、 常磐道 、 京葉道路 、 東関東道 を相互に接続する 計画 だが、現在開通しているのは、自動車専用部( 高速道路 )の 大泉JCT から 三郷南IC までの区間と、一般部( 一般道路 )の 和光市 から 松戸市 までと 市川市 内の区間である。供用区間は、自動車専用部は 東京外環自動車道 、一般部の大部分は 国道298号 として供用されている。
「東京外かく環状道路」は高速道路部(自動車専用部)と一般道路部の総称であり、「東京外環自動車道」は高速道路部の路線名である。どちらも 外環 あるいは 外環道 と略称される。
本項目では主に事業中区間・計画中区間について記述する。
概要 [ 編集 ]
首都圏においては、中心部から放射状に伸びる道路に比べてそれらを連結する環状道路の整備が遅れていることが、慢性的渋滞の一因とされ、都市機能の弱点となっている。東京外かく環状道路は、この問題を解決するために計画された道路とされている [3] 。
都市計画道路として決定されたこともあり、下記の都県区間に分けられる [4] 。また、放射方向の道路で分けられることもある [5] 。主たる事業主体は 国土交通省 であり、高速道路は 東日本高速道路 (中央JCT-高谷JCT間)と 中日本高速道路 (東名JCT-中央JCT間)が施工している。
東京区間
関越・東名間�: 2007年4月都市計画(変更)決定。事業中。開通目標2020年度。
東名高速以南�: 調査中。
埼玉区間
大泉JCT-三郷南IC�: 東京外環自動車道・国道298号として開通済。