[1] 梅田のぶらり横丁
【神志那諒】大阪市北区の阪神電鉄梅田駅近くの地下道にある飲食店街「ぶらり横丁」や地方の名産品が並ぶ別名「アリバイ横丁」が、来春にもなくなる見通しになった。半世紀以上、サラリーマンらに親しまれてきたが、地下道を所有する大阪市が占用許可を更新しない方針を決めたからだ。店主や常連客に動揺が広がっている。■百貨店建て替えで拡幅へぶらり横丁は阪神梅田駅西改札口の近く、「大阪駅前地下道」の一角にある。約190平方メートルに、串カツ屋やうどん屋、居酒屋など、カウンターだけの7店舗がひしめく。
【神志那諒】大阪市北区の阪神電鉄梅田駅近くの地下道にある飲食店街「ぶらり横丁」や地方の名産品が並ぶ別名「アリバイ横丁」が、来春にもなくなる見通しになった。半世紀以上、サラリーマンらに親しまれてきたが、地下道を所有する大阪市が占用許可を更新しない方針を決めたからだ。店主や常連客に動揺が広がっている。
■百貨店建て替えで拡幅へ
ぶらり横丁は阪神梅田駅西改札口の近く、「大阪駅前地下道」の一角にある。約190平方メートルに、串カツ屋やうどん屋、居酒屋など、カウンターだけの7店舗がひしめく。
大阪・梅田の「大阪駅前地下道」(大阪市北区)の拡幅工事に伴い、老舗串カツ店「松葉」や飲食店街「ぶらり横丁」のそば店など5店舗が、道路管理者の大阪市から立ち退きを求められている問題で、市は8日、道路法に基づき店舗設備の除却(撤去)命令を出した。期限の10日までに店側が従わなかった場合、市は行政代執行で強制撤去する方針。 市によると、退去期限だった昨年9月末以降、不法な占拠にあたるとして各店舗に退去を求める文書を配るなどしてきた。しかし店側が応じず、営業を継続したため、法的措置に踏み切った。 拡幅工事は阪神百貨店の建て替えに伴うもので、阪神側が費用を負担。平成33年春の完了を予定し、一部で工事が始まっている。 松葉側は「納得できる説明のないまま一方的に退去を求められた」と反発。市に地下道の占用許可の更新を求める訴訟を起こし、大阪地裁で係争中。
大阪・梅田の駅前地下道の拡幅工事に伴い、大阪市が老舗串カツ店「松葉」など5店舗に立ち退きを求めている問題は13日、市が通告すれば、いつでも強制撤去できる段階に入った。市は週明けにも撤去に乗り出す見通しだ。「松葉」は同日から休業したが、飲食店街「ぶらり横丁」のそば店など4店は営業を続行し、徹底抗戦の構えをみせる。横丁周辺には店を囲い込むような形で工事用フェンスが設置され、大勢の人が行き交う大阪の一等地、梅田地下街に緊迫した雰囲気が漂っている。
閉店して調理道具などが運び出されたぶらり横丁=大阪市北区で2015年6月17日午前9時58分、三浦博之撮影大阪・梅田の大阪駅前地下道の老舗串カツ店「松葉」など5店が大阪市に立ち退きを命じられた問題で、「ぶらり横丁」のうどん店など3店も16日夜、自主退去する考えを市に伝えた。18日に店舗を市に明け渡す。松葉など2店舗も16日に自主的に退去する考えを市に伝えており、これで5店全ての立ち退きが決まった。市は終戦直後から、道路占用許可を与えた業者に地下道での営業を認めてきた。しかし、阪神百貨店の建て替えに伴って地下道を拡幅することが決まり、昨年9月、占用許可を打ち切った。市は週内にも強制撤去に乗り出す方針だった。【念佛明奈】
閉店して調理道具などが運び出されたぶらり横丁=大阪市北区で2015年6月17日午前9時58分、三浦博之撮影
大阪・梅田の大阪駅前地下道の老舗串カツ店「松葉」など5店が大阪市に立ち退きを命じられた問題で、「ぶらり横丁」のうどん店など3店も16日夜、自主退去する考えを市に伝えた。18日に店舗を市に明け渡す。松葉など2店舗も16日に自主的に退去する考えを市に伝えており、これで5店全ての立ち退きが決まった。
市は終戦直後から、道路占用許可を与えた業者に地下道での営業を認めてきた。しかし、阪神百貨店の建て替えに伴って地下道を拡幅することが決まり、昨年9月、占用許可を打ち切った。市は週内にも強制撤去に乗り出す方針だった。【念佛明奈】
[6] この記事はSuikaWiki Worldで2013-05-16T10:04:56Zに作成されました。 2015-06-17T08:17:51Zに最終更新されました。 https://world.suikawiki.org/spots/22776855933273328