宮城県丸森町にお住まいの d-ch さんからもたらされた情報を元に、私は仙台市郊外の青葉地区へと向かった。
そこには何やら、“山行が好み”なものがあるという。
現地は東北自動車道の開通にあわせ「仙台宮城IC」が設置された事を契機にして、国道48号線の仙台西道路を始めとするバイパス道路の集約が進み、巨大なジャンクションがひしめき合う場所となっている。
仙台市中心部とは有名な青葉山を隔てているが、問題のブツは、青葉山と高速道路との、両方に関連しているらしい。
周辺の地図は右の通り。
車でも行くことが出来るが、それなりに入り組んだ一角なので、私は近くのコンビニに車を止め、チャリを組み立ててから行った。
仙台宮城ICと仙台西道路(自専道)がジャンクションする片隅に現地への入口はあるが、目印は東日本高速道路株式会社(旧日本道路公団)の建物で、すぐ傍には道路資料館「みちあむ」がある。
高速道路の側道を拡幅整備したような1.5車線の道は、渋滞を避ける地元ドライバーには知られた道なのか、朝のラッシュアワーの終わりにあたるこの時刻、そこそこの通行量があった。
入って直ぐに「みやぎ野霊園」があり、その先はずっと高速道路に沿っている。
向かって右が青葉地区、高速を挟んだ反対側の山は茂庭地区となる。
朝日に向かって走るのが堪らなくむずがゆい(目の辺りがね)わけだが、我慢して走っていくと、後光を受けたようになった橋が見えてきた。
地形図や道路地図にも記載されており、それが目指す「青葉山橋」であると、直ぐに気が付いた。
しかし、何か変わったところがあるのだろうか?
さらに接近してみる。
うふっ…
やりましたぜ、旦那。
こいつは分かり易い ネタ ですな。
ズガーン!
っという感じて、高速の向かいの山に橋が、 突き刺さってます!
足元の高速道路にはひっきりなしに往来があり、そのどれもが目では追えないほどのスピードだ。
おそらく高速走行中のドライバーにとっては、何ら違和感もない橋であろうということも、ポイント高し、と思う。
あからさまな 夢やぶれ感
充ち満ちたる光景に、私の中の“ネタ”メーターは急上昇。
早速、この橋を“体感”してみたいと思うのも、当然の成り行きだったわけだが…。
上れない…(涙)
「上れない」では終われないと、変な使命感に燃え、辺りを執拗に見回してみる。