まさかの衝撃展開。
大阪府と大阪市、JR西日本、南海電気鉄道、阪急電鉄の5者は、大阪都心を南北に貫く鉄道新線 「なにわ筋線」に阪急電車が乗り入れる新たな事業計画で大筋合意した。 2030年の開通を目指す。(中略)
大筋合意した新計画は、うめきた新駅までの鉄道免許を南海が取得し、JR西、南海の両社は、新大阪―関空間を共同運行する。阪急は十三に地下新駅を建設し、うめきた新駅との間に新路線を敷いてなにわ筋線に乗り入れる。
『読売新聞 YOMIURI ONLINE』2017年03月16日 15時29分< http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170316-OYT1T50111.html >
うめきた駅までが南海となります。 南海にとっては悲願の梅田駅乗り入れ が自社線で実現しそうですね!南海好きとしては実におめでたい。
(南海)堺筋線の計画時も梅田乗り入れを画策しましたが、線路ゲージの違いから断念した経緯があります。
阪急側は 十三 を重層にして の地下に、新しく駅を設け、そこにて既存の京都・宝塚・神戸線と接続を取るようです。
レールゲージはどうなる?
この「なにわ筋線」は、JRと南海が長年温めていた構想で、2社は同じ狭軌を使った線路である事から乗り入れも容易で、既に関西空港線において乗り入れの実績があります。
ですが、阪急のレールゲージ(線路幅)は、2社とは異なる標準軌。ここをどうするのかと気になったのですが、読売新聞別紙によると、 十三-うめきた駅間において新たに専用の狭軌路線を開発し、十三で既存線と接続を取る とのこと。
さらに、ゆくゆくは十三から新大阪への路線をこの狭軌路線で建設する計画もあるとのことです。
いやー…阪急の土壇場においての政治力は凄いですね。と同時にちょっと怖いです。笑
どこまで乗り入れ?
今回この阪急が狭軌路線を作るとなると、 気になるのが南海電鉄へどこまで直通するのか 、ですね。関西空港駅で栗色の列車が姿を見せる事になるのでしょうか。
また、十三発関西空港行きの 阪急車による座席指定特急 が出来るのか……? 京とれいんを作った阪急ならではのセンスが光る車両が製造されるのか、楽しみですね!