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紀淡連絡道路(きたんれんらくどうろ)は、紀淡海峡を横断し、和歌山県和歌山市(阪和自動車道・京奈和自動車道和歌山JCT)と兵庫県洲本市(神戸淡路鳴門自動車道洲本IC)とを直結すべく計画されている道路である。地域高規格道路候補路線に指定されている。
当該道路は、太平洋新国土軸構想と関西大環状道路構想の要となっている。現在、紀淡海峡(洲本市由良港 - 和歌山市加太港間)を連絡するフェリー・旅客船が無く(かつては少し北の大阪湾南部を横断して深日海運・南海淡路ライン・洲本パールラインが運航されていたが、現在は廃止・休止)、洲本市 - 泉南・和歌山県間は直線距離では短いのに阪神地区経由もしくは徳島-和歌山間の南海フェリー経由でかなりの遠回りを強いられており、この道路の必要性を唱える人が多い。
海峡部には途中友ヶ島を経由する形で道路単独橋が建設される予定で、完成すれば全長4,000mを超える世界最長の吊り橋となる(当初はトンネル案やカートレイン案もあった)。技術的には可能とされているが、一方で費用面や開通後の需要などの課題も残る。また、紀淡海峡一帯は瀬戸内海国立公園内に入っており、吊橋を建設する上での紀淡海峡付近の景観の問題もある。
また、この道路を鉄道併用橋とし、四国新幹線を通す計画も少なからず提唱されている。
関係団体・自治体[編集]
紀淡連絡道路実現期成同盟会 (1992年7月設立)
岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、阪南市、熊取町、田尻町、岬町、和歌山市、泉大津市、和泉市、高石市、忠岡町、徳島市、九度山町、高野町、阿南市、南あわじ市、淡路市、海南市、かつらぎ町、紀の川市、紀美野町、洲本市、橋本市、岩出市
紀淡海峡交流会議 (1992年9月設立)
大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、徳島県、香川県、高知県、関西経済連合会、四国経済連合会、大阪府商工会議所連合会、兵庫県商工会議所連合会、奈良県商工会議所連合会、和歌山県商工会議所連合会、徳島県商工会議所連合会、香川県商工会議所連合会、高知県商工会議所連合会
大阪湾環状紀淡連絡道路建設推進協議会 (1994年6月設立)
大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県、奈良県、滋賀県、京都府、京都市、大阪