滋賀県道130号岩室神線

滋賀県道130号岩室神線

[1] 滋賀県道130号岩室神線

Webページ

[3] 道路レポート 滋賀県道130号 岩室神線, , http://yamaiga.com/road/spr130/main.html

【周辺地図(マピオン)】

滋賀県道130号岩室神線 は、滋賀県の最南部に位置する甲賀(こうか)市内で路線が完結する、全長4.1kmからなる一般県道だ。

昭和27(1952)年に公布された現行道路法下における滋賀県の一般県道は、昭和33年に第一陣の路線認定が行われたが、その当初から現在と同じ路線名・路線番号で認定されている“老舗”県道である。

起点は甲賀市甲賀町岩室(いわむろ)で、そこから一路南下しながら佐山丘陵と呼ばれる低山地帯を横断し、同市甲賀町神(かみ)に至る。

“甲賀町神(かみ)に至る。”

神に、至るのである。

……今のは、みんなの心に、響いたかな?

気を取り直して、次行こうか。

右図は最新のスーパーマップルデジタルから切り出した当該路線周辺の地図であるが、見ての通り、 全長の半分くらいは道が描かれていない。

全長からして短い路線なので、地図上の“不通区間”もさして長いものではない(2kmくらい)なのだが、それでも不通県道好きとしては捨て置けない。

しかも、この不通区間からさほど遠くないところには、並行するように主要地方道である県道24号甲賀土山線があるし、その反対側にも市道らしい道が並行していて、かなりやるせない。

「お前はなんのためにある県道なんだ〜!」と、思わず問いかけたくなるほどだ。

これは、当サイトの熟練読者ならば感づいたかもしれないが、おそらく路線認定の早さからしても、不通県道によくある“あのパターン”の道だと思う。

すなわち、徒歩交通の時代にはそれなりに栄えた歴史ある道だったものの、周囲の並行路線との車道改良競争に敗れた結果、自動車交通時代に巨費を投じて開通させるほどの時間短縮性を示せなくなった、…そんな典型的な“改良取り残されパターン”っぽいのである。

不通県道としての成因は珍しくないかもしれないが、それでも地図上で見るこの道の姿には、いくつか気になるところがある。

それを自身の目で確かめるべく、自転車での探索を行ったのは、平成28(2016)年10月15日……、夕方には大阪市内の「ロフトプラスワンWEST」で初めて廃道トークイベントを行う、まさにその日の午前中のことであった。

これは、廃道語りのトークイベントの前に、まずは自身を廃道一色にしておこうという私なりの配慮であった。 (ちなみに探索後に着替えはしたが、汗

[4] 道路レポート 滋賀県道130号 岩室神線, , http://yamaiga.com/road/spr130/main3.html

2016/10/15 8:25 《現在地》

起点から終点までの全長が4.1kmと公称されている県道130号、現在起点から1.6km付近まで進んでいる。

直前には、この県道にとってはおそらく最大の障害物で、越えねばならない絶対的な線である新名神高速道路を、想定外に巨大なアーチカルバートで、あまり迂回することなく越えることが出来た。

今は再び側道を経由して、尾根の上に取り残されているであろう“県道の続き”へと近づいている最中だ。

ここは無理矢理な急坂なので、自転車だと一瞬で息が上がる。

坂を上りきると、新名神の路面よりも少しだけ高い、見覚えのある高さになった。

そして、ちょうど側道が終わる地点には期待通り、先の県道の続きと見られる道が、南側の山中へ入っていこうとする姿を見つけた。

結局、幅50mほどの新名神を横断するために、激しいアップダウンのある側道を含む、約300mの迂回を要した。

しかし、一応は県道を通しで通行できるように道が用意されていることが確認されたのは、興味深い収穫だと言えるだろう。

こんなんでも一応は県道だから無下には出来ないのだと、そう思いたい。

さて、ここからが後半戦と言ったところか。

距離のうえではまだ半分には達していないが、気分の上ではもうそんな感じだ。

この先の山越え区間も、事前情報の全くなかった区間である。

しかも、最新の地理院地図では途中で道が途切れている。それが大きな不安材料であった。

まあ、実際に行ってみなければ始まらないな。行こう!

あら〜。良い感じ。

新名神にぶつかるまでに走っていた尾根道の続きということが感じられる、しっとりとした気持ちの良い山道だ。

静かで、風通しが良くて、勾配も緩やかで、木漏れ日があって、MTBで走るには理想的な快走路である。

道から見て左の低いところにため池があり、太陽を反射する水面が明るくきらめいているのも、景色の良いアクセントだった。

8:30 《現在地》

側道を出発してから5分後、突然道は小さな広場に突き当たって、行き止まりになった。

ここまで明瞭な轍があり快走していたため、あまりに目立たない分岐は見逃していた可能性もあるが、尾根伝いに道なりに進んできた結末が、ここである。

ここに至ってGPSを確認すると、既に私は地理院地図には道が描かれていない領域へ深々と進入しており

[6] 新名神の未成カルバート [滋賀県甲賀市(旧甲賀郡)甲賀町岩室] ( その他趣味 ) - Yahoo!ブログ 道徒然話 - Yahoo!ブログ, , http://blogs.yahoo.co.jp/kasuga_3z/13458593.html

下手な写真と文章で、主に「道」、ちょっと「鉄・ゲーム」でウェブサイトと同時並行でやっていこうと思った次第であります。

[7] 新名神の未成カルバート [滋賀県甲賀市(旧甲賀郡)甲賀町岩室] ( その他趣味 ) - Yahoo!ブログ 道徒然話 - Yahoo!ブログ, , https://blogs.yahoo.co.jp/kasuga_3z/13458593.html

2015年夏、バイクを借りて滋賀湖東(蒲生、甲賀)を走り回って気になる所へ行ってきた。 この日の概要はこの記事( ココ と ココ と ココ と ココ )を参照。ルートは こちら 。

鈴鹿峠近くから国道1号でばーっと戻って新名神甲賀土山IC付近へ。滋賀県道130号(岩室神線)の不通区間を新名神が横切るという、あまり無い箇所が出来たのでそこをcheckしに来た。この県道の起点側、終点側は 自分のサイト の ココ と ココ でも公開中。

履歴

[9] この記事はSuikaWiki Worldに作成されました。 に最終更新されました。 https://world.suikawiki.org/spots/24343926394508007

メモ