温泉街とはいえ「清風荘」1軒のみから成り立っており、隣の 垂玉温泉 山口旅館もさほど離れていない場所に立地しているものの、 源泉 が異なるため別の温泉として扱われている。以前は 国民宿舎 「南阿蘇」も存在したが、2008年2月末に閉館した。宿は山の中に孤立・散在している形となっている。
なお、清風荘と山口旅館は宿泊者を対象に、温泉の相互利用を認めているため、宿泊旅館のフロントで入浴券を入手することにより、双方のすべての浴場を巡ることができる。
清風荘の浴場 [ 編集 ]
当温泉を代表する旅館である「清風荘」には多くの浴場があり、湯めぐりができる。源泉は裏山の地獄地帯から 引湯 しているが、 露天風呂 の「すずめの湯」だけは、湯船の底から源泉が足元湧出している。
内湯
元湯 男女別。いわゆる「大浴場」。素朴な造りである。
家族風呂 貸切浴場。小規模だが掛け流し。2つある。
露天風呂
「すずめの湯」 屋根つき 混浴 露天風呂。にごり湯。当温泉を代表する浴場。ぬるめで長く入っていられる浴槽と熱めの浴槽がある。温泉は豊富なミネラル成分を含んでおり美肌効果があるといわれている。なお、更衣室は男女別だが、その中にも同源泉の 内湯 があるので、混浴が難しい人は内湯が使える。現在、宿泊者には女性専用の時間帯[20:30〜21:30]が設けられている。
「露天岩風呂」「仇討の湯」 男女別露天風呂。下が男性専用の「露天岩風呂」上の段の高台に女性専用の「仇討の湯」がある。
「新湯」 屋根つき男女別露天風呂 旅館の建物から一番遠い。もともと別源泉で 湯の花 が多かったが、最近は元湯などと同じ湯になった。
歴史 [ 編集 ]
江戸時代 は 熊本 細川藩 の 藩士 しか入浴が許されていなかったという格式を誇る。また、入浴が許された藩士も 帯刀 を義務付けられるなど、数々の掟があった。清風荘の本館(旧館)玄関には当時の掟書が展示されている。
1998年 の 台風7号 ( 奈良県 の 室生寺 五重塔に大きな被害をもたらした台風)では、清風荘の本館(旧館)は目立った被害がなかったが、別館(新館)の屋根に大きな被害を受け、別館は翌年に改築された。
2002年 の FIFAワールドカップ ・ 日韓大会 の際は、 熊本市 で大会前の キャンプ を行っていた サッカーベルギー代表 チーム一行が、当温泉に入