大曲橋

大曲橋

[1] 大曲橋

Webページ

[2] ミニレポ第230回 国道285号旧道 羽立橋, , http://yamaiga.com/mini/230/main.html

日本には古くても頑張っている橋がたくさんあるが、どの橋もいつかは必ず寿命を迎えるときが来る。

私にとってなじみ深いフィールドである秋田県の上小阿仁村にも、現代日本人の平均寿命くらいは働いている橋があるのだが、それが最近いよいよ寿命を迎えそうな気配が濃くなっているので、ここに記録を留めておきたいと思う。

これは、保存活動が行われそうなほど有名でも、特別珍しい構造というのでもない、日本の各地にまだまだたくさんある平凡な老橋の姿である。

橋の名前は、おそらく 羽立(はだち)橋 という。

橋名ははっきりしない部分がある(理由はこの後の本編で)のだが、とりあえずこの名前で進める。

羽立橋は、秋田県北秋田郡上小阿仁村にある 国道285号の旧道 の橋で、同村を南北に貫流する小阿仁川に架かっている。

国道の橋だったのは昭和45(1970)年の国道285号初指定時から、昭和53(1978)年に「新羽立橋」を含む羽立バイパスが開通するまでの比較的短期間だが、橋そのものは 昭和12(1937)年の完成 であり、今年平成29(2017)年に築80年を迎えた。

現在この橋は上小阿仁村の村道・長信田羽立線の一部になっている。

以下の探索レポートは、今から9年前の平成20(2008)年の姿である。

それではご覧いただこう。

2008/9/27 9:10 《現在地》

ここは羽立橋の東岸だ。

橋の年齢よりは若いものだと思うが、1本のサクラが橋頭の空を覆い隠さんばかりに枝を広げていて、花の時期にはきっと素晴らしい眺めだと思う。

全長120mのまっすぐな橋の向こうに、対岸の堂沢地区の山がちな景色が見えている。

こちら側は羽立地区といい、橋の名前の由来になったものと思われる。

見たところ、どこにでもありそうな古ぼけた橋という印象を受ける。

ではこの橋のどこから「古ぼけた」印象を受けるかと問われれば、路面の両側の低いコンクリート欄干と、それとは対照的に巨大な親柱、加えて親柱の手前に侍る副親柱とも言うべき存在たちによると答える。これらは皆、古い橋の外見的特徴であり、特に低い欄干だけは現代の橋が(道路構造令的に)真似の出来ないことだ。

それともう一つこの橋の古さを感じる点があるとしたら、それは親柱よりも目立つように設置された重量制限の標識や看板だ。

橋には10トンの重量制限が行われてい

[3] 道路レポート 長野県道55号大町麻績インター千曲線 差切峡, , http://yamaiga.com/road/sasikiri/main2.html

2014/10/28 12:52 【現在地】

差切バス停から100mほど進むと、路傍の渓谷はいよいよ深さを増し、対岸の切り立ち方も半端なくなってきた。

またおそらく、対岸からこちらを眺めたとしても、同じように険しい場所にこの道は切り開かれているのだろう。

道幅は1.5車線で、大型車のすれ違いは不可能。

そこに切り立った法面に張り付くような見通しの悪いカーブが次々現れてくる。

まさに“険道”であるが、それだけに、ハンドル捌きを駆使して自ら風景に切り込んでいくようなライブ感の強い景観は爽快だった。

この先の全面通行止めさえなかったら、今日だってもう少し多くの車が紅葉のドライブを楽しんでいただろう。

そうしているうちに、さっそく次のチェックポイントが見えてきた。

上の写真にも見えているさほど大きくもない切り通し、近付いてみるとこのようになっている(→)。

現在はこのようにただの切り通しでしかないが、 おそらくこの地点には、遅くとも昭和40年代初頭まで、「 大鑑 」に記載された「差切5号隧道」があったと思われる。

ここを隧道跡地と考える根拠は、昭和27(1952)年の地形図(←)で、ここに短い隧道が描かれているからだ。

「大鑑」では昭和28(1953)年の竣工となっているが、それ以前からここに隧道が存在していたとみられる。

だが、この隧道は1〜6号の中でも最短の13mしかなく、そのためにさっさと取り壊されてしまったのだろう。

取り壊しの時期も不明だが、そうして5号隧道が失われた際に、前回紹介した隧道を6号から5号へと改名したと考えている。 (このようにわざわざ改名するのは、結構珍しいと思う。大概は道路改良の過程で番号が抜けても、構われずにそのままにされている。)

独り逝ってしまった隧道に思いを残しつつ、先へと進む。

間もなく道は直角に近いカーブで山手に折れて、麻績川に注ぐ小さな谷川を一時の伴走者とする。

だがその期間は非常に短く、目の届く範囲で谷川を跨ぎ、180度屈折して再び本流沿いに戻ってくる。

谷川の向こうに目を向けると、一段低い所に次の隧道と、その隧道を圧するようにそそり立つ、天突く巨巌が遠望された。

早くも渓谷の険しさは、最高潮を迎えようとしている様子がある。

それにしても、この谷川を越える部分の地形にあまり逆らわない迂回の線形は、いかにも

履歴

[4] この記事はSuikaWiki Worldに作成されました。 に最終更新されました。 https://world.suikawiki.org/spots/24140404095335020

メモ