光華寮

光華寮

[1] 光華寮

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[2] 廃墟の留学生寮、倒壊恐れ 京都、「二つの中国」裁判半世紀 : 京都新聞, , http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150829000035

窓が割れるなど老朽化し、廃墟となっている光華寮。建築当初はモダンな建物だった(京都市左京区)

京都市左京区北白川西町の元中国人留学生寮で無人の「光華寮」が老朽化し、周辺住民が倒壊の恐れや治安面で懸念を募らせている。京都市空き家条例の対象で本来は市が所有者に改善を指導しなければならないが、「二つの中国」をめぐり外交問題化した「光華寮訴訟」が半世紀近く続いており、所有者は宙に浮いたままだ。市の担当者は「指導の相手が分からない」と嘆く。 光華寮は1932年建築で鉄筋コンクリート造り5階建て。戦争末期の45年4月、日本政府の指示で国内各地の中国人留学生が集められた。戦後、中華民国(台湾)が京都大から購入。72年の日中国交正常化に伴い日本が台湾と国交を断絶したため、所有権の帰属をめぐって裁判の「塩漬け状態」が続いてきた。 現在、建物は窓が割れ、外壁はひびが入る。市によると、耐震診断はしていないが建築基準法制定(50年)以前に着工された戦前のビルのため耐震基準を満たさないのは明らかで、外壁が落下したこともあるという。 2014年4月施行の市空き家条例は、市が所有者を指導し、管理不全状態を解消するため必要な措置をとるよう求められると定める。 光華寮については09年以降、住民から市に「地震で崩れないか」「不審者が侵入した」といった不安や苦情の声が寄せられている。建物を事実上管理し、中国政府を支持する「京都華僑総会」(左京区)が塀を敷地沿いに設置した。 市まち再生・創造推進室は「日本と中国、台湾が絡むデリケートな問題で、裁判が終わらない限り所有者は確定しない。今後、建物の状態によっては外務省との協議も必要になる」としている。 地元町内会長の琴寄馨(ことよりかおる)さん(70)は「台風時に窓ガラスの破片が落ちてこないか。どんどん老朽化しており、地震も心配。いざという時に被害を受けるのは住民なので、市は対策を急いでほしい」と話す。 <光華寮訴訟>1967年、中華人民共和国支持派の寮生の退去を求めて、中華民国が京都地裁に提訴。「台湾に中国国家の代表権が認められるか」「寮の所有権を持つのは中国か台湾か」が争点だったが、審理中の72年、日本政府は日中共同声明で「中華人民共和国が唯一の合法的政府」との見解を示し、台湾と断交。77年の地裁判決は中国への所有権移転を認め訴えを却下したが

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