日置橋

日置橋

[1] 日置橋

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[2] ミニレポ第207回 日置大橋と日置小橋, , http://yamaiga.com/koneta/koneta_207_2.html

まずは「前編」の積み残しの解決から。

現地でうっかりチェックし忘れてしまった、現国道の2本の橋の名前を含む、日置川を渡る新旧国道に関わる5本全ての橋の名前が、読者さまからの情報提供により右図の通り判明した。

情報提供者は国土交通省近畿地方整備局の資料「橋梁長寿命化修繕計画(平成24年)」から橋名を拾ってくださったそうなので、正確性は保証できる。

私が現地で名前を調べ忘れた2橋は、現国道の新日置小橋と日置橋という名前であった。

新日置小橋は全く以て直截なネーミングで、私が仮称したものと変わらないが、中洲に架かっている避溢橋の「日置橋」という名は予想外だった。

これはぶっちゃけ、橋名を考えるのめんどくさくなったのかな?って疑ってしまうくらいのシンプルさだ。まあ、中洲の中とはいえ確かに地名としては白浜町日置に架かる橋なのだが。

といった胸の支えも取れたところで、いよいよ旧道の日置大橋… こわれた橋 …にロック・オン!!

2015/7/26 15:22 【現在地】

衝撃の告白、「この橋は、こわれています」を前にした私は、顔がほころぶのを禁じ得なかった。

もちろん、この橋に愛着を持って大切に使ってきた人々から見れば、私の反応は不謹慎でしか無いだろうが、それでも私は道路の様々な姿を見たいと願う者。

健康な姿だけではない、病んだ姿も、死したる姿も愛したい。最後まで楽しみたい。

「 わたらないでください 」という赤文字の警告板に強制力を付与すべく、橋の前にはコーンからU字パイプから反射ポールからAバリケードから仮設バリケードまで、様々な封鎖物が互いの場所を取り合うようにひしめき合っているくせに、なぜかその全て片手落ちでどこか壊れているという、なんともカオスな状況になっている。

だから、歩行者や自転車程度であれば、何かを乗り越える手間も無く「するーっ」と脇をスルーできてしまうのだから、ユルユルにもほどがある。

カオスな橋前空間をすり抜けると、まずはこんな看板が私を出迎えた。

この橋は幅員が狭く駐車

すると駐車違反になりま

す。駐車しないで下さい。

白浜警察署・日置川町

ここに書かれている内容は、普通ならば「駐車禁止」の道路標識1本で足りそうなことである。それを敢えてこうして、車のドライバーは読みそうも無い看板にしているのは、ちょっと普通のことでは無い。

でも

[3] ミニレポ第207回 日置大橋と日置小橋, , http://yamaiga.com/koneta/koneta_207.html

【周辺図(マピオン)】

今回紹介するのは、旅先で偶然出会った古橋である。

場所は和歌山県南部の白浜町、数年前までは日置川町と呼ばれていた辺りだ。

ここにはその名の通り、日置川という大きな川が流れているんだが、そいつは南紀の三大河川の末弟であるらしく“日置三郎”なんて呼ばれたりもするらしい(ちなみに兄弟は“熊野太郎”と“古座次郎”だそうだ)。

そしてそんな見所のありそうな“日置三郎”の最も河口に近いところに架かっているのが、今回紹介する2本の橋。

これまた、名前からしていかにも分かり易い兄弟橋の “日置小橋”と“日置大橋” なのである。

大きな川を、2本の橋を渡り継いで攻略するって、なんか浪漫を感じるぜ。

右図は、今回の探索地点を示した最新の地形図である。

これを見れば一目瞭然だが、日置川の河口近くを2本の橋で渡るというのは、このように川の真ん中に浮かんだ大きな中洲を中継点にして渡っていくということだったのである。

だいだい、川の中洲なんていうものは不安定なもので、洪水の度に位置が変わってしまったりするから、“橋休め”には余り役に立たないというのが定説だと思うのだが、調べてみるとこの日置川河口の「中芝」と呼ばれる中洲は、記録が残る江戸時代からずっと存在し続けているという、もし中洲界に長者番付なんてあったら西の関脇くらいにはノミネートされそうな奴なのである。

とまあ、少し話しが脱線したが、この中洲を挟んで南側(左岸側)が日置小橋、上流側が日置大橋と呼ばれている。

そして、これが本稿の真のポイント。

日置小橋も日置大橋も、それぞれ1本だけじゃないんですよ!!

なんと、良く並んで2本ずつ架かっていたりする。

しかも、片方は国道で片方は県道という太っ腹ぶり(?)である。

それでは現地の景色を見てもらいましょう。「現在地」の所から、いざ自転車に乗ってスタート!

2015/7/26 15:11

日置兄弟橋の弟分にあたる日置小橋は、小橋なんて呼ぶのが申し訳なくなるような立派なトラス橋であった。

形式としては下路の曲弦ワーレントラスで、曲弦というところに、そこはかとない年代を感じる。

でも、そんな老朽橋という感じもしないしっかりとした橋である。

そいつが2径間並んで、日置川に浮かぶ大きな中洲の左岸側水路を跨いでいた。

そしてこの日置小橋に対して、やや斜行しなが

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