以前、大田区馬込付近の 「池尻堀」のことを書きました 。
地形図を見ると、その付近にはいくつも谷があります。 (「こたたん山通信」のろっちさんはこの谷たちを<楓谷>と名づけられています 。いい名前ですねw)
地図を見ていると只でさえうずうずしてくる萌え地形なのですが、 ある日あるとき思い立って、 この楓谷の上のほう、 馬込駅の北・国道1号線横からぱっくりと始まる谷を 訪ねてきました。
毎度google earthさん「東京地形地図」さん、どうもありがとうございます。
楕円の中にはいくつかの谷が見られますが、 この谷たちが新幹線高架下あたりで一つに合わさります。 そこには確かに一つ、ドブのような流れがありました。
経緯は後程お話ししますが、 ここではこの北の谷をらが合わさって流れる水路を 「池尻堀・大仏(おおほとけ)支流」と勝手に名づけ、 痕跡や流路の街並みを見ていきたいと思います。
谷の入口は都営浅草線の馬込駅の北。 今回は、五反田から国道一号線を南下するバスでアプローチ。 馬込の東急バス荏原営業所前で降りました。 ここは、 立会川と品川用水が交差する水の要所。 またそんなところにバスターミナルがあるという 私的にもわくわくするところです。
東急バス荏原営業所を少し南に下ると、 1号線の広い道路からいきなり東側の崖下に下る 狭い階段が現れます。
おお、結構な勾配っすね。
谷頭にあたるこのあたりは路地の多い、 情緒たっぷりなエリアです。
ただ、「これは暗渠か」と問われると 正面切って「間違いない」と答える自信はこの時点ではまだありませんw
さきの階段近辺谷頭から、数本谷底に降りていく細い道があります。 その中の一つには、 丸と四角の異なる形の「おしくらマンホール」もどきが ありました。
ちょっと珍しいかも。
あまりの珍しさに遠目に猫も近づいてきた模様。(うそ)
ここからより低いところに向かって 比較的広い道が3本。 あっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら、 たぶんこの3本ともが怪しいんじゃないかと思うように なってきました。 (文末の地図参照)
本編と全く関係ないのですが、 谷の南の崖上を歩いていたら、 すりすり猫にもあうことができました。
むー。かわいいにゃあ。
あ、なんかあんまり見たことがない ハンキョ形態のマンホール蓋に谷底で遭遇。
怪しい3本