奴奈川洞

奴奈川洞

[1] 奴奈川洞

Webページ

[2] 奴奈川洞(大マイコミ) | 猫仙人の洞窟探検, , http://www.neko-net.com/cave/tankenki/maikomi/nunagawa

奴奈川洞(ぬながわどう)(深さ 345m 洞口標高677m)

奴奈川洞は日本で第3位の深さをもつ竪穴鍾乳洞である。

しかし、この大洞窟の洞口はなんと、あの「大マイコミ」の吸い込み穴。

普段は流木や瓦礫が詰まった、人ひとりやっと通れるようなあの岩穴が日本3位の竪穴の入り口なのであった。

[3] 通天洞 | 猫仙人の洞窟探検, , http://www.neko-net.com/cave/tankenki/maikomi/tuuten

(つうてんどう)

ドリーネの側壁にできた竪穴鍾乳洞の側面が抜けて入れるようになった、という体裁の鍾乳洞。

左に斜上して通った割れ目に沿って溶食している様子がよく判る。

滑りやすい斜面を恐る恐る入って行くと、奥には上向きの竪穴が通っており、文字通り天に通じて開口している。

その高さは概ね15mほどか。

竪穴に下降して洞口を見上げたときの気分がちょっぴり体験できる。

滑りやすい土の通路は、もう少し早い時期には雪渓のトラバースとなるようである。

足を滑らせたら、滑り台の上を暗い地底に向かってどこまでも滑り落ちてゆく恐怖があるが、幸い下は見えている範囲で止まっているらしい。

[4] 白蓮洞 | 猫仙人の洞窟探検, , http://www.neko-net.com/cave/tankenki/maikomi/byakuren

(びゃくれんどう)

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新潟県糸魚川市

(全長1,060m 深さ513m 観光部分 無し)

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現在までのところ、判っている中で日本一の深さを記録している巨大鍾乳洞。

発見されたとき、入り口の石灰岩が白く花のように見えたことから白蓮と名付けられたという。

関西大学探検部の青海洞窟群調査の第11次遠征(1974年)でついに最深部まで到達している。

この洞窟は千里洞などと比べると目立たない洞口のゆえか、地元では知られていない洞窟だったようである。

他の竪穴洞に比べると、全体としては斜洞であり、そのため延長距離も長い洞窟である。

標高702mの地点に開口し、沢の水が直接流れ込む吸い込み穴である。

人がかたまっている、ロープ柵の向こう側が垂直の洞口となっている。

実は手前の崖になっている小ドリーネの底も内部につながる第二洞口なのである。

[5] 新マイコミ | 猫仙人の洞窟探検, , http://www.neko-net.com/cave/tankenki/maikomi/shinmaikomi

この上流の小川には、イワナが住んでいるそうだ。

下流から上ってくることは絶対不可能な小川なので、人が放したのでなければ、マイコミ平が生成して田海川が涸れる以前の太古から住んでいるのだろうか?

この新マイコミの排水力は限られるので、増水時には川の水はどんどん下流に流れるが、もしこの新マイコミの穴が発達して大きな竪穴となっていったとき、下流の大マイコミはその生命を失ってゆくのかもしれない。

そしてこの新マイコミの下に、第二の奴奈川洞が育っていきつつあるのかもしれない。

すなわち、マイコミ平は常に生きて変化し続けているのだ。

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[6] 福来口鍾乳洞(ふくがぐち)(青海マイコミ平) | 猫仙人の洞窟探検, , http://www.neko-net.com/cave/tankenki/maikomi/fukuga

(ふくがぐちしょうにゅうどう)

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新潟県糸魚川市 (全長2,715m 高低差92m 観光部分なし)WEB

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福来口と書いて「ふくがぐち」。

青海マイコミ平からの水の流出のほとんどを担う、地下水流の吐出口となっている鍾乳洞。

ここから出てくる水が、田海川の大半の部分の水源となっているという。

地下水を水源とする田海川はそのために水温が低く、海から僅かの距離の低地にもかかわらず、イワナが生息している。

福来口(ふくがくち)鍾乳洞は標高180mほどのところにあり、雪解け時期には膨大な水量を吐き出しているが、この時は水量が少なかった。

大規模な横穴鍾乳洞だが鉱山の敷地内で内部は公開されておらず、内部資料も公開されていないが、昔は入口付近は小舟で渡るような池となっていて、一時間ほど行った奥には鍾乳石の豊富なホールがあり、さらに水路の奥はサイフォンとなっているという。

また、昔の調査では上層部の新洞も見つかっているらしい。

[7] 若御子断層洞 | 猫仙人の洞窟探検, , http://www.neko-net.com/cave/tankenki/wakamiko

(わかみこだんそうどう)

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埼玉県秩父市 (深さ10数mくらい?)

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秩父の橋立鍾乳洞に行った帰りに近辺の札所などを散策して、付近にある「若御子断層洞」というのを見物してきました。

鍾乳洞ではありませんが、断層面の破砕帯によって生じた小さな洞窟ということで、県の天然記念物となっています。

このあたりにある「日野断層群」の一部で、断層の境目にある破砕された岩石が地下水などで流れだして空洞ができたと考えられています。

秩父札所巡りのひとつともなっている清雲寺というお寺の裏手に有る、若御子神社の裏山の薄暗い杉林の中にひっそりとあり、やや不気味な雰囲気。

入口は大きく、すぐに断層面が出ていて奥行き1-2mしかないのですが、ライトで照らしてよく見ると、脇の奥の方に真っ赤に錆びた鉄バシゴが。

独りなのでかなり不気味ですが意を決してハシゴにとりついてみます。

2-3mぐらいの一段上に恐る恐る登って、ライトで覗き込むと目の前にぶら下がる5-6匹のコウモリ。

ライトを感じて眼を開けたコウモリと眼が合ってしまいました。

一瞬後に、彼らは狭い穴の中を一斉に飛び立ち、バサバサバサと飛び回って出て行きました。

思わずハシゴから落ちそうになりました(^^;;

気を取り直して、しゃがんで通れる高さの曲がった穴をさらに2mぐらい行くと、狭い穴が開いていて、入れないように鉄棒が打ち込んでありました。

その向こうの暗闇のずっと下の方からかすかに水滴の音が響きます。

外の看板によると、この向こうは深さ10m以上の縦穴のようです。

だんだん怖くなってきて、慌てて脱出してきました。

白く滑らかな石灰岩の鍾乳洞と違い、風化したチャートの赤茶の岩肌にカビが白く浮かんで何とも陰惨な雰囲気なのでした。

子供の頃によくやった、赤土の防空壕探検を思い出しました。

しかし、あのコウモリにはさぞ迷惑だったでしょう。

悪いことをしました(^^;

履歴

[9] この記事はSuikaWiki Worldに作成されました。 に最終更新されました。 https://world.suikawiki.org/spots/23438054545747933

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