[1] 雄鹿戸隧道
心霊スポットとして悪名高い、国道340号線押角峠。 幾つもの廃村を脇に見て登った果て。 ひっそりと現れた峠の隧道に、 今、足を踏み入れる。 <地図を表示する>雄鹿戸隧道前押角峠を貫く隧道の名が、雄鹿戸隧道。 これは、隧道の完成に尽力した岩泉町出身の県議会議員佐々木氏が、古文書を紐解いて名付けた物とされるが、一体どのような意味のあるものなのかは、分からない。 霧雨に濡れた路面の向こう、緑の中に異質なナトリウムネオンの明かりをもらす坑門が佇んでいる。 佇んでいるというのは、正確な表現では無いと思うが、外観上で強烈な印象を残す隧道では無い。 ここにまつわる鬼気迫るような怪奇談を知る者としては、穏やかなその姿に軽い安堵感を気持を覚えたのも、事実である。 隧道の手前、向かって右側の路傍には、やや距離を置いて、左の写真の記念碑が建立されている。 左のものは、比較的新しそうな木造の碑であり、隧道名とその竣工年、そして、工事請負人の名が記されている。 そう、ご覧いただけるとおり、この竣工は昭和10年。 県下稀に見る古隧道なのだ。 一方、右の写真は、巨大な山神碑であり、ネット上に存在するここを舞台にした怪奇談の、中心的な存在である。 が、 至って、静かに雨に打たれている。 勿論、そうでなくては、困るのだが…。 石碑にも、昭和十年の文字や施工者の名が見える。
心霊スポットとして悪名高い、国道340号線押角峠。
幾つもの廃村を脇に見て登った果て。
ひっそりと現れた峠の隧道に、
今、足を踏み入れる。
<地図を表示する>
雄鹿戸隧道前
押角峠を貫く隧道の名が、雄鹿戸隧道。
これは、隧道の完成に尽力した岩泉町出身の県議会議員佐々木氏が、古文書を紐解いて名付けた物とされるが、一体どのような意味のあるものなのかは、分からない。
霧雨に濡れた路面の向こう、緑の中に異質なナトリウムネオンの明かりをもらす坑門が佇んでいる。
佇んでいるというのは、正確な表現では無いと思うが、外観上で強烈な印象を残す隧道では無い。
ここにまつわる鬼気迫るような怪奇談を知る者としては、穏やかなその姿に軽い安堵感を気持を覚えたのも、事実である。
隧道の手前、向かって右側の路傍には、やや距離を置いて、左の写真の記念碑が建立されている。
左のものは、比較的新しそうな木造の碑であり、隧道名とその竣工年、そして、工事請負人の名が記されている。
そう、ご覧いただけるとおり、この竣工は昭和10年。
県下稀に見る古隧道なのだ。
一方、右の写真は、巨大な山神碑であり、ネット上に存在するここを舞台にした怪奇談の、中心的な存在である。
が、
至って、静かに雨に打たれている。
勿論、そうでなくては、困るのだが…。
石碑にも、昭和十年の文字や施工者の名が見える。
[4] この記事はSuikaWiki Worldで2014-07-20T08:07:29Zに作成されました。 https://world.suikawiki.org/spots/23438054527374715