国道17号を北上し、渋川市と沼田市の境界近くに綾戸橋・綾戸トンネルがあります。この辺り(佐久発電所取入口~赤城町棚下)は、利根川の両岸に山が迫り峡谷となっていて、その景色は見ごたえがあります。 また、ここには幾つもの物語が眠っています。
綾戸橋上流からの眺め
綾戸橋の子持側(利根川右岸)
噴火によってできた岩脈の中ほどに人間が道を作った様が良く分かります。
この溶岩は、子持火山の下にあるこれより古い火山=古子持火山が流し出したもの。といわれています。
群馬県でも県内の貴重な自然として捉えており、次の様な調査報告がなされている。 ↓↓↓
http://www.pref.gunma.jp/d/04/kankyo/kichou/tikeishitu/itxt/t_102.pdf
綾戸橋付近、赤城町側からの眺め
綾戸橋下流に現れる柱状節理
(岩石中に発達した五角形や六角形の柱状の割れ目)
綾戸橋下流からの眺め
●綾戸の穴道
この大きく張り出した岩は、『児子岩』(ちごいわ)とよばれ、利根川右岸はこの急峻な岩山を越えるルートしか取れず、交通の難所でした。
しかし、17世紀にこの岩にトンネルを穿るべく立ち上がった人物が現れます。 こちらで紹介しています。↓↓↓
http://gen1.blogzine.jp/forum/2006/09/post_1597.html
●綾戸橋
綾戸橋は以前はもっと上流にあり、何度か掛けなおす度に下流へと設置場所が移動しています。その証拠に、かつての橋脚跡が残っています。
こちらで、詳しく解説しています。 ↓↓↓
http://library.jsce.or.jp/Image_DB/human/furuichi/lib11.html
解説の写真付近から撮影。
川沿いの木が大きくなり見づらいですが、写真右下から橋が架かっていました。
その後、つり橋が児子岩の南に掛けられています。 撮影地点も写っている景色も沼田じゃないんですが…。 ↓↓↓【29 綾戸橋】
http://library.jsce.or.jp/Image_DB/card/01_image_list10.html
これが現在の綾戸橋(1980・昭和55年3月完成)です。
赤城側にある碑
この橋梁を掛けるにあたり尊い人命が犠牲となっています。
詳しくは…。↓1978年をご