面積:38.04km²
周囲:49.67km
長径:12km
最大幅:5km
最高点:657m(古岳)
人口:137人
世帯数:82戸
集落 [ 編集 ]
島の中心は港のある本村地区で、島の人口の大半が集中している。同地区には、役場出張所や商店、学校、ガソリンスタンド等が立地している。
本村
岩屋泊
新村
田代
向江浜
湯向
火山 [ 編集 ]
口永良部島は、薩南火山群島最大の 火山島 で、気象庁による『常時観測火山』に指定されている。 複数の 安山岩 質の 火山 からなり特に東側の火山は新鮮な火山で仁田尾山(526m)・三角点山(600m)・古岳(657m)・新岳(626m)があり、古岳火山南西から南東山麓には複数の安山岩質溶岩流が発達する。また、現在活動している新岳には山頂に直径200mの 火口 がある。
噴火史 [ 編集 ]
活動開始時期は不明で、50万年前頃までには海面上まで成長していたと考えられている。高堂森火山は約10万年前頃までに、野池火山の主部は約1万年前ごろまでに形成され、15,000年前から11,000年前にかけて2回の大規模な火砕噴火を生じた。最近1万年間の活動は、「古岳」「新岳」「鉢窪火山」で発生している。
有史以降の活動
目撃記録は無いが、古岳火口でも江戸時代末まで噴火が発生していた。
1841年 ( 天保 12年)
5月23日 新岳で噴火。
8月1日 集落が焼失。死者多数。
1914年 ( 大正 3年) 溶融硫黄噴出、鳴動。
1931年 ( 昭和 6年) [2]
3月 鳴動。
4月2日 新岳の西側山腹(新岳火口西縁)で噴火。土砂崩壊、負傷者2名、馬、山林田畑被害。
5月15日 爆発、降灰。硫黄流出、土地隆起。
1933年 (昭和8年)から1934年 七釜集落は噴石により全滅、死者8名、負傷者26名。
1945年 (昭和20年)11月3日 新岳火口東外壁で割れ目噴火。(水蒸気噴火?)
1966年 (昭和41年)11月22日 新岳で噴火し小規模火砕流。空振は、鹿児島市や種子島でも体感。負傷者3名。
1968年 から 1970年代 新岳で噴火、(1968年、1969年、1972年、1973年、1974年、1976年)
1980年 (昭和55年)9月28日 新岳東側斜面で水蒸気噴火。爆裂火口多数形成。マグマ噴出量は0.0001 DREkm 3 。