山に登りますので天気の変化にご注意下さい。また、季節によっては気温の変化にもご注意ください。
登山者カードの記入を「日帰りでも」おすすめします。
絶対に無理はしない。時には引き返すことも必要です。
沼の平周辺とくろがね小屋西斜面の湯元付近は、有毒な火山ガスが発生しているため非常に危険です。
看板は設置しておりますが、この周辺には絶対入らないでください。
また山頂付近は森林限界を超えています。雷雨時には大変危険です。
那須火山帯に属する安達太良連峰は、磐梯朝日国立公園内の南端に位置し、
南から北へ和尚山、安達太良山、船明神山、鉄山・箕輪山、鬼面山と約9kmにわたり連なっています。
また、安達太良山は活火山のひとつであり、日本百名山と花の百名山に選ばれています。
この主峰である安達太良山は、別名「乳首山(ちちくびやま)」とも呼ばれる標高1700mの山です。
万葉集にも歌われ、また詩人・彫刻家として有名な高村光太郎は、
「 あれが阿多多羅山、あのひかるのが阿武隈川 」(樹下の二人)
「 阿多多羅山の山の上に毎日出ている青い空が、智恵子のほんとの空だといふ 」(あどけない話)
等を詠み、智恵子のふるさととしても知られています。
鉄山と船明神山に囲まれた「沼ノ平」は明治33年(1900年)の大爆発によってできた直径500mの噴火口で、
荒々しい山肌がそそり立ち、月世界を思わせるような不気味な様相を呈しています。
東に広がる勢至平・僧悟台には高山植物も多く、初夏には天然記念物の「しゃくなげ」が咲き乱れ、
美しい渓流は登山者の心をなごませ、秋の紅葉が終わると山麓一帯は一面銀世界のスキー場となります。
安達太良山は四季を通じて楽しむことができる山なのです。
山頂付近から峰の辻方面を見る
(リンクをクリックすると登山口の場所がGoogle Mapで表示されます。)
それぞれの登山口からのルートに関しましては、「カッコ内の市町村」へお問い合わせ下さい。
登山マップ
この地図は国土地理院の国土地理院長の承認を得て、
同院発行の5万分の1地形図を複製したものである。
(承認番号 平14総複、第50号)
奥岳登山口(二本松市)
所要時間:
薬師岳コース・・・1時間30分(ゴンドラ使用)
勢至平コース・・・3時間30分(くろがね小屋経由)
五葉松平コース・・・2時間3