峠山

峠山

[1] 峠山

Webページ

[2] 廃線レポート, , http://yamaiga.com/rail/oukoku/main3.html

錦秋湖畔に残るのは、旧国道の廃橋ばかりではない。

国鉄横黒線(現JR北上線)の廃線跡も、渇水期にはその姿を汀線ぎりぎりに現すのだ。

今回は、いよいよこの廃線跡へ。

大石橋と旧橋

徐々に改良が進む湖畔の橋の中で、未だに未改良のままある大石橋は、昭和35年の竣工である。

まさにダム工事による付け替え道路工事にあわせて建設された物だ。

そして、この大石橋の上からは、今までで最も良く原形をとどめる旧橋の姿を見ることができる。

大石沢に架かる旧橋は、両端こそ緑に飲まれているものの、非常に良く原形をとどめている。

まるで模型のような小さなアーチ橋は、見ていると自然と笑顔になれるような、やさしい魅力を感じる。

これはぜひ、行ってみたい!

ほぼ直上から見下ろした旧橋の姿。

なんともいえない構図にもう、クラクラである。

しかし、先述したとおり、現橋といえど大変に狭隘である上に、昼夜を問わず通行量のある国道である。

大型車などが通行すると大変に揺れるという状況では、長居も無用だろう。

ここに立ち止まっていては、通行の妨げになりかねない。

[4] 隧道レポート, , http://yamaiga.com/tunnel/sennin/main.html

岩手県和賀郡の特にこの錦秋湖周辺は、森吉と並んで、山行がには特になじみの深い土地である。

それは言うまでもなく、これまでに幾度もの良質の探索を提供してくれたと言うことだ。

具体的には、2003年度の山行がレポの読者人気投票第1位となった「 錦秋湖 水没遺構群 」を筆頭に、本年度の「 和賀計画 」など、本レポ(=道路レポ)クラスを二本紹介できているし、隧道レポとしても「 大荒沢隧道 」や、「 謎のトンネル 」などというのもあった。

これらは、全て錦秋湖の湖畔や、そのすぐ下流の和賀仙人地域に集中している。

そんな、私をアツくしてやまない和賀に関する、新しい情報がもたらされたのは、この夏のことである。

複数の読者様から教えて頂いた情報によれば、

9月末から11月の下旬にかけて、湯田ダムの設備更新工事などに伴い、通常の最低水位よりも、さらに6メートルも、水位を下げる のだという。

湯田ダムと言えば、もちろん錦秋湖を生み出したダムである。

つまりは、いくつもの水没遺構が眠ると期待される、あの錦秋湖が、かつて無い水位まで減水するというのである。

こっ、これは重要情報である。

予定していた山チャリ計画を急遽キャンセルして、錦秋湖への幾度めかの探索に赴いたのは、掲示板などにも、ちらほらと水位減少の情報が書き込まれ始めた、10月上旬のことである。

ただし、時間の都合上、かつて探索したことのある汀線ギリギリのラインは探索対象外とさせていた。

具体的には、「旧北上線 本内隧道」や「スノーシェード跡」、それに対岸の国道107号線の旧橋遺構群などである。

上記のものは、全て先に挙げた「錦秋湖水没遺構群」のレポをご覧頂きたい。

ずばり、今回のターゲットは一つだ。

それは、衝撃の鍾乳隧道、旧北上線仙人隧道だ。

ダム下流の和賀仙人地区と、現在は水没し、駅も消滅した大荒沢地区とを繋ぐ、北上線最長の隧道仙人隧道の、その大荒沢側坑門である。

果たして、二度と訪れぬかも知れない、最低水位以下の水位に、隧道の痕跡は現れるのか?!

流石に現存は難しいというのが、率直な予想ではあったが、とにかく行ってみた。

そして、そこで見た水位の低さは、“何か”を期待させるに充分なものであった。

この日、色々走った後に、最後の目的地として、錦秋湖へと来た。

時刻は、もう15時をまわっ

[6] 廃線レポート, , http://yamaiga.com/rail/waga2/main1.html

我々はまたも和賀の地に足を踏み入れた。

和賀の地中に、そして水中に眠る

無数の遺構を求めて…。

まず我々が向かったのは、ダムに沈んだ村 大荒沢。

岩手県和賀郡湯田町 大荒沢

10月24日(日)、午前6時50分。

私は同じ秋田市に住まうふみやん氏の愛車に揺られ、湯田町大石はJR北上線ゆだ錦秋湖駅にあった。

そして、55分頃にくじ氏が現れた

彼の車はなぜか真新しい泥に汚れているばかりか、国道とは反対方向から現れた。

内心訝しく思う我々の前で、くじ氏は笑顔で告白した。

彼は、趣味である滝見の為に、我々の待ち合わせ時間よりも相当早く現地入りし、南本内川上流の林道から滝の撮影をしていたというのだ。

まあ、なんというか、すごいバイタリティーである。

そして、今回は最も遠方からの参加となるHAMAMI氏が、遠路遙々北秋田郡から、定刻通りに現れた。

これで、メンバーは揃った。

車輌三台は、すぐにそこから出発し、南本内川の橋を渡り峠山林道を経て、大荒沢集落の直上である「謎のトンネル」前の広場に集結した。

そこで、各自が身なりを整え、ダム湖へと下降開始である。

探索開始時刻 午前8時16分。

現在地から旧仙人隧道までは、湖畔を真っ直ぐ進めば、おおよそ1400mほどの距離である。

今日は日曜日であり、湖畔の工事は行われていないと思われるので、直接隧道まで湖畔を進むことにした。

途中接近する、大荒沢ダムの跡も可能な限り近くから観察したいが、2週間ほど前に一人で来た時には、まだまだ湖底部分の泥はドロドロで、とてもその上に足を踏み入れられる状況にはなかったし、ダム堤体と思われる遺構も、完全に湖上に孤立していた。

今回の水位はどの程度であろうか。

この結果が、今後の探索の是非を大きく左右するであろう事は想像に難くない。

しばらく晴天に恵まれていたので、水位がさらに下がっていることを期待したいのだが…。

祈るような気持ちで、私は明るい大荒沢を見回した。

錦秋湖を取り囲む山肌も、紅葉が始まっている。

この風雅なダムの名は、ダムが完成した昭和39年に公募により決定している。

周囲の紅葉が錦のように美しいことから付いたのだと思うが、もう数日で、名に恥じぬ錦の彩りが山景を覆い尽くす。

写真は、上流方向の眺め。

対岸には、国道の長い長い百貫平スノーシェー

[10] 村道を往く(第二回) - ポンコツラビリンス - Yahoo!ブログ, , http://blogs.yahoo.co.jp/boro_sabi_tour/15064560.html

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[11] ミニレポ第170回 旧岩手県道 大荒沢停車場線 (机上レポ), , http://yamaiga.com/koneta/koneta_170.html

昭和34年3月31日、岩手県告示第280号によって、岩手県内の一般県道、158路線が告示された。

昭和29年に先だって認定を受けていた主要地方道20路線と合わせて、現行道路法下(昭和27年制定)における岩手県道網は、この合計178路線でスタートしたのである。

そしてこの一般県道の整理番号92番 (これが現在で言うところの「路線番号」と呼べるかは不明) に、 大荒沢停車場線 という路線が記載されているのだが、現在この路線名を持つ県道は存在せず、それどころか大荒沢停車場自体、いくら地図を探しても見つけることが出来なくなっている。

92 一般県道 大荒沢停車場線 起点、大荒沢停車場 終点、二級国道大船渡本荘線交点(湯田村)

この大荒沢停車場、つまり大荒沢駅とは、国鉄北上線の駅であった。

しかし、昭和37年に北上線の路線が付け替えられた際、大荒沢駅は信号所に格下げ(その後廃止)されている。

おそらくこの前後に、県道の認定も廃止されたものと考えられる。

では、その跡地はどうなっているのか。

古い読者さんならば、もうお分かりかもしれない。

大荒沢駅は、湯田ダムによって生まれた大人造湖である錦秋湖(きんしゅうこ)に沈んでいる。

そして私は8年前の平成16年10月、ダムの修繕のため異常に水位の下がった湖底で、この大荒沢駅の跡地を目撃するという、得難い体験をしている。 (関連レポ1) / (関連レポ2)

ただ、 探索当時の私は、この駅が“停車場線持ち”だったということを知らなかった。

このことが、今となっては悔やまれる。

もし知っていたら、廃駅とセットでこの廃県道をも探索しようと考えたかも知れない。

今さらではあるものの、机上調査によって、この失われた県道を想像追憶してみたいというのが、本稿の趣旨なのである。

さて、少し前提的な話しになるが、県道の中には“停車場線”と名付けられた大きな一群が存在し、道路と鉄道の橋渡しという、陸上交通上の重要な役割を担っている。

とはいえ、全ての駅に停車場線が認定されているわけではなく、しかも単純に利用者の多少のみで認定されるわけでもないようだ。

おそらくは旅客輸送や貨物輸送、そして地域開発上での“重要度(期待度)”を鑑みたうえで、停車場線の認定改廃が行われてきたようである。 (このことを考える上では、駅、停車場、

[12] 廃線レポート 横黒線(北上線)旧線 大荒沢駅跡, , http://yamaiga.com/rail/ooarasawa/main.html

10年ぶりの好機、来たる。

岩手県公式サイトに、「 仙人発電所及び和賀川発電所の定期点検等に伴う湯田ダム水位低下 」というお知らせが、平成26年8月4日に掲載された。

これによると、湯田ダムの水位を「通常低下させる最も低い水位」よりも更に約6.5m下げて 定期点検 を行うという。

またその期間は、平成26年9月21日〜平成26年11月30日で、それ以前の8月上旬から徐々に水位を下げていくらしい。

このお知らせを見た瞬間、私の目の前には土色に干上がった広大な土地が広がった。

そして大地の中央には、立派なホームを何面も横たえた巨大な駅の姿が見えた。

それは、今からちょうど10年前、間近に見ながら近付かず、そのまま水中へと見送ってしまった“幻の駅”。

その名は、 大荒沢。

あのときは水没した廃隧道が攻略目標であったとはいえ、探索の過程で間近に見えた廃駅へまるで近付かなかったのは、後の私に大きな心残りを与えた。

(※参考: 10年前のレポート その1 / 10年前のレポート その2 )

今から2年ほど前に突如当サイト初の完全机上レポート「 旧岩手県道 大荒沢停車場線 」を公開したのも、そんな忘れがたい心残りの現れだったし、二度と訪れる機会が無いことを覚悟してのことでもあった。

それが、まさかこんなに早く、再びまみえる機会が来ようとは……!

この機を逃せばまた10年待たねばならない。 此度の好機を見逃すな!!

というわけで、10年前は不参加だったミリンダ細田氏を誘って、9月14日に現地へ行ってきた。

計画上の最低水位に到達するのは9月21日からということだったが、そうなると(10年前のように)工事関係者の目を気にしなければならないかも知れないし、 ここ でリアルタイムの水位を調べたところ、前日13日時点の水位が標高210mになっていて、これは計画されている最低水位の208.5mと1.5mしか差がないことから、既に大荒沢駅は水上に出ていると判断できたことも大きかった。

そしてなにより、あと1週間が待ちきれなかったというのも正直な所である。

2014/9/14 7:14 【周辺地図(マピオン)】 / 【現在地】

10年前と全く同じスタート地点。

ここへ来たのも、またきっかり10年ぶり。

錦秋湖の南岸を走る峠山林道(一部砂利道)が “謎のトンネル” に

履歴

[15] この記事はSuikaWiki Worldに作成されました。 に最終更新されました。 https://world.suikawiki.org/spots/22776855933358378

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