丸貫橋

丸貫橋

[1] 丸貫橋

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[2] ミニレポ第240回 埼玉県道76号鴻巣川島線 丸貫狭区, , http://yamaiga.com/mini/240/main2.html

2016/5/6 6:56 《現在地》

約800mにわたって荒川堤防の天端を走った我らが県道76号は、その場所を大規模自転車道である県道155号に譲って、下野を開始した。

右前方に見える家並みが、これから向かう丸貫の集落である。

普通に2階建て家屋の屋根どころではない高さの堤防ということが分かると思う。本当に、ちょっとした山の上から見るような景色なのである。

それだけに、天端から地平に下りるまでの坂道(斜路)も、驚くほど長い。なんと200mもある。

この坂道だけで、狭隘区間の10分の1以上もあるわけだ。

そしてこの主要地方道らしからぬ地味な斜路を最後まで下ると……

6:57 《現在地》

地平に着くと即座に、 直角カーブ&橋 が現われた。

さすがに線形が良くないという自覚はあるのか、あまり見ない「徐行」の道路標識が設置されている。

こんなものを設置するよりも、橋の架け方を工夫して直角カーブを取り除いて欲しいわけだが、この道幅だ…、多くを求めてはいけないのだろう。まだ新しい橋のように見えるが、架かり方は前時代的だった。

前時代的と言えば、石仏を見た。

直角カーブを見守るように、あるいは巨大堤防を背にして川の氾濫から郷を守るように、6体の石仏が綺麗に整列して並んでいた。

人工的なものの隙間に最小の敷地を与えられて居る姿は、少しばかり窮屈そうだったが、この道にゆかりの深い石仏たちなのかもしれない。

一番大きな1体には「大弁財天女」の文字が刻まれており、治水に霊験ありとされる弁財天信仰の石仏だった。

この石仏を見た次は、順番からいえば橋の紹介なのだが、

さっきから、 橋の先に見えている景色が衝撃的すぎて、

これ以上知らん顔をして順序通り紹介するのが難しい。だから、 先にご覧ください!

これが、地理院地図に 【軽車道】 幅1.5m以上3m未満の道路 として描かれている道だ!!

この狭路区間のハイライト……

かわいい!

何だこの道! 可愛いぞ!!

都心から40km、バリバリ首都圏内の平野にある主要地方道には見えない。

ただ狭いだけではない、畑の中で S字カーブ を描いていく自然な“あぜ道”感がたまらない。

ロケーション込みですばらしい“S字狭路”!

生き馬の目を抜くような幹線道路に祭りあげられることなく、今までずっと静かに過ごしてきたんだろうなぁ…。

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[3] この記事はSuikaWiki Worldに作成されました。 https://world.suikawiki.org/spots/25645855943996788

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