稲付谷

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[1] 稲付谷

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[2] 地形マニアの聖地「赤羽」 スリバチあり、歴史あり、酒場ありの魅惑的な町 - SUUMOタウン, , http://suumo.jp/town/entry/akabane-norihisa.minagawa/

土地の高低差が町の個性を育み、町並みに意外な奥行き感を与えていることがある。

東京で「山の手」と呼ばれているエリアは坂道が多い。そして坂を上る、あるいは下りることで町の雰囲気が一変する場面にしばしば出会う。坂の上と坂の下では、性格の異なる町が崖を境に隣り合っているためだ。

だから街角で坂道や階段を見つけたら、面倒がらずに上り下りを楽しんでみてほしい。あなたの知らない世界が待っていることがある。北区の「 赤羽 」は、そんな楽しみが味わえる、特有の凸凹地形を持つ町である。

赤羽駅で途中下車し、スリバチと歴史の世界へ

私は、「谷」が多い東京の地形を観賞・体感する「東京スリバチ学会」を主宰し、休日に各地を歩き回っている。ちなみにスリバチとは都心に多い谷間や窪地のことで、地形の第一印象から、私が勝手に名付けた。詳しくは、記事最後のプロフィールを読んでほしい。

そんな私も平日は普通のサラリーマンである。建設会社の設計部門に所属し、建物の設計を手掛けている。

ようやく涼しくなった10月、設計提案のプレゼンテーションが無事に終わり、埼玉県のとある町から東京へと戻る電車の窓越しに、秋色に染まりつつある郊外の風景をぼんやりと眺めていた。リノベーションを骨子にした設計提案はクライアントに受け入れられたのだろうか。この2カ月間、会社の同僚とチームを組んで議論を交わしながら提案づくりに没頭し、まとめ上げた自慢の提案だった。

電車が長い鉄橋を渡りはじめ、車内に「次は赤羽」というアナウンスが流れてきた。昼飲みの聖地として有名な赤羽であるが、地形マニアの自分にとっては想い出の土地でもあった。地形に着目し町歩きを始めた15年前、土地の起伏の激しさと町並みの面白さに魅了され、見知らぬ町への冒険へといざなってくれた土地、それが赤羽なのだ。

納得できる提案に仕上げるため、ここしばらくは残業続きの日々だった。本日の帰社は諦めることにしよう。人生、山あり谷あり、働き方にもメリハリが必要なはずだ。赤羽には山も谷もある。プレゼン後もクライアントのオフィスに残り打ち合わせを続けていた同僚に「赤羽で打ち上げをやろう!」とメールし、途中下車をして赤羽の町を久しぶりに歩いてみることにした。

東京と埼玉の境に位置する北区の中でも、北部に位置する赤羽は、交通の便がよく「北の玄関口」と呼ばれている。最近では、町を舞台にしたド

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