2014/4/8 14:46
国道1号上の起点から2.2km、公園として整備された区域を外れると同時に、本性らしきものを現した県道368号豊川蒲郡線。
道幅の半分だけを塞ぐ車止めと、裏返しになった「通行止め」標識 (←読者情報によると以前は今と反対向きに設置されていたらしい) が、100m手前の交差点にあったが、ここには赤いコーンが一つ、やる気なく路傍に置かれているだけだった。この先がどうなっているかは、自ら入って確かめろということだろうか。
すっごい豹変ぶりだ!(笑)
前回 紹介した道と同じ道とは、とても思えない変貌ぶり。
前回のどのシーンからも、3kmと離れていないのに…!
どうやら、私にとってはまだまだ未知に満ちたこの豊川という地の県道も、これまで見てきた沢山の不通県道に負けず劣らず、素敵なギャップの持ち主らしい。期待外れでは終わらなそうだ。
なお、道が豹変して間もなく、車止めやチェーンゲートの一部らしき謎の障害物が、ぽつんと1本だけ路上に突っ立っていた。
しかし路面上の轍は、それを無視して奥へ続いていた。
まるで、 昔はやり ・・・・ の洗濯板だ!
酷い路面状況である。砂利さえ敷かれていない古典的な土道だが、勾配のある土道の宿命に漏れず、洗掘された溝や露出した岩が、路面を激しく凹凸させていた。
しかしそれは、意外にも多くの轍に踏み固められた姿であった。
舗装があったときには窺い知れなかった車止め以奥の交通量だが、この豹変に屈せず踏み込んだ車両が、それなりにあるらしい。
地形図などでは、この先の峠道は一応「軽車道」として、峠の向こう側へ抜けられるように描かれているのだが、無理すれば車両も通れる“不通”県道は、私の特に大好物とするところである。いきなり登山道みたいな道が始まるパターンも覚悟していたが、これはますます良い感じ!
この調子が続くようなら、個人的にかなりの高評価物件になるかもしれんぞ…!
14:50 《現在地》
……やはり、そう簡単には行かないか…。
いい感じに轍を連れた道だったが、豹変から150mほど前進したところで突然広場となり、その濡れた地面には、転回しようとしたタイヤ痕が沢山残っていた。
そしてさらにその30mばかり先にも小さな広場があり、それが “車道としての最終地点” であるようだった。
それにしてもここは、森の