ヅウタ橋

ヅウタ橋

[1] ヅウタ橋

Webページ

[2] 廃線レポート 元清澄山の森林鉄道跡, , http://yamaiga.com/rail/motokiyosumi/main14.html

以上をもって、現時点における「小坪井軌道」に関する現地調査レポートは終了だ。

それを踏まえて、 路線の全体像は右図 のようなものであったと考えている。

以下、解説する。

起点は、地元の人が「真崎」と呼ぶ、片倉集落近くの笹川沿い低地にあって、貯木場と製材所が置かれていた。

起点を発した軌道は、間もなく木橋で笹川の右岸へ渡り、全長150mほどの隧道 (貫通確認) を通じていた。

隧道を抜けると間もなく、平成12(2000)年に完成した片倉ダムの堤体に突っ込み、以後は湖底の区間となる。

起点から片倉ダムまでの距離は、約1.1kmと推定される。

更に進むと、坪井沢と笹川の合流地点があり、軌道はここから坪井沢沿いに入る。

それから「分岐A」地点に差し掛かり、ここで坪井沢沿いの本線と、田代川の谷へ向かう「支線A」が分かれる。

片倉ダムから「分岐A」までの距離は、約0.6kmと推定される。

「支線A」は、坪井沢と田代川の水系を隔てる小高い山を全長300m前後の長大な隧道 (南口のみ発見) で抜け田代川の谷に入ると、やや下流方向に逆走して現在の衛星管制センターの南辺りに注ぐ支谷(名称不明)に入っていたらしい( 第三の証言者の地図 情報)が、 未探索 である。

「支線A」の全長は、約1.8kmと推定される。

本線の軌道は東進の過程で、坪井沢の激しい蛇行の一つを短い隧道で抜けていたが、この隧道は水没のため 未発見 である。

ビル沢出合を通過してから南進に転じ、小坪井沢と本坪井沢の出合に至る。この辺りが笹川湖の通常水位におけるバックウォーターである。

「分岐A」から出合までの距離は、約1.3kmと推定される。

小坪井沢の谷に入り、蛇行する谷底を小桟橋や簡易築堤の連続で遡り、「分岐B」に到達する。

「分岐B」では、そのまま小坪井沢沿いを遡る路線(支線B)と、尾根を越えて本坪井沢の上流部に抜ける路線(本線)に分岐するが、第三の証言者の地図には「支線B」が描かれていないので、実際は軌道が敷設されていなかった可能性もある。

出合から「分岐B」までの距離は、約1.2kmと推定される。

また、 「支線B」の全長は、約0.4kmと推定される。

軌道は小谷に沿って東進すると、間もなく小坪井沢と本坪井沢を隔てる尾根を全長300m前後の隧道で貫通して本坪井沢の上流部に入

履歴

[4] この記事はSuikaWiki Worldに作成されました。 https://world.suikawiki.org/spots/24795567267885807

メモ