橄覧覇(ガンランパ)
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景洪の南37km,瀾滄江(メコン川)のほとりにあるタイ族の小さな町。ゆるやかに流れる瀾滄江,タイ族の高床式の家屋と西双版納らしい風景が満喫できるので景洪周辺では観光客の人気の高い町である。
タイ族のふるさとをそのまま保存するため,タイ族風の民家を囲った西双版納泰族園がある。ここは観光化されてはいるもの,タイ族の人々の生活がある程度見ることができる。
孟臘(100km)→橄覧覇移動
孟臘(08:20)→橄覧覇(17:00)とミニバス(25.7元)で移動する。朝食を済ませのんびりと汽車站(バススタンド)に行く。窓口で景洪行きのキップを買う。
雲南ではキップ代の中に交通保険料が加算されている。そのため掲示板の表示より0.5-2元ほど高くなっている。橄覧覇は終点ではなく途中で降りなければならないのであらかじめ車掌に伝えておく必要がある。
バスは定刻に出発したが,舗装工事が完了していない山道で渋滞になってしまった。道路の幅が狭いため大型車両同士がすれ違うのに時間がかかるようだ。途中の町で昼食休憩となった。中国人の客は飯屋に行く。
白い壁に書かれた「快賓」とは中国のファストフードのことだ。ごはんにおかずが1-2品つく。通常はどんぶり飯の上におかずを載せるが,持ち帰りの場合は発泡スチロールの容器を使用する。12億の人々がこのような使い捨て文化に慣れると恐ろしいことになる。
孟罕の町
橄覧覇の中心は孟罕の町である。町の南側に瀾滄江が流れ,南北方向に2本の大きな通りが走り,町の北側で合流している。町の中心部では2本の道路を結んで市場の通りがある。西側が低くなっているため,市場の半分は階段状に並んでいる。
僕の泊まった雲麗賓館は市場通りを下りたところにある。外観は立派なホテルだ。宿代は1日目が40元,2日目と3日目は30元である。部屋は12畳,机,洗濯ハンガー,T/S付きで清潔である。ホットシャワーもちゃんと動く。
市場の東側の道を北に行くと交差点があり,その北側に小さな広場があり,夕方からいろいろな屋台が出てくる。焼き鳥がメインで麺や米線の店もある。低いイスに坐り,低いテーブルで食べることになる。
近くには常設の食堂もあり,僕はそこでどんぶりにおかずを乗せた「ぶっかけ飯」をよく食べていた。おかずは出来あいのものが容器に入れられ