孟臘(モンラー)
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雲南省の南端にある孟(孟+力)臘県はラオスに向かって突き出た半島のようになっており,三方をラオスに囲まれている。県内にはハニ族,ヤオ族,タイ族などの少数民族が多い。
地理的には辺境であるが,孟臘(現地では臘ではなく,月へんに昔という地名が使用されている)の町には近代的なビルもあり,20元程度の安宿も何軒かある。
ここはラオスと景洪を結ぶ国境の町なので旅行者が立ち寄ることも多い。孟伴方面に20kmのところに望天樹と呼ばれる熱帯雨林の森があり,地上20-30mのキャノピーウオークを経験することができる。
ルアンナムタ→モンラー移動
ルアンナムタ(08:20)→ボーデン(10:30)→国境(11:00)→モーハン(11:30)→孟臘(12:30)と110kmをバスで移動する。前日に市場で余ったラオスキープを中国元に両替しておく。レートは良くないが贅沢はいっていられない。
7時にバスターミナルに行くとすでにチケット売り場は開いていた。チケット(ボーデンまでは12,000K)を買って,トラックバスを確認する。
乗客は誰もいないので近くの食堂で恒例のフランスパン・サンドイッチをいただく。トラックバスに戻るとすでに座席がかなり埋まっているので,あわてて荷物を屋根にあげて座席を確保する。
2年前に出会った右半身が不自由なランテン族の女性がバスを回って乗客に喜捨を求めているので,残った小銭は彼女にあげる。
ボーデンまでの道路はいちおう舗装されているが凹凸が多くよくゆれる。2つのチェック・ポストといくつかの集落を過ぎボーデンのイミグレに到着する。
ここでラオスの出国手続きを済ませる。入国の際に受け取った出国カードに記入し,パスポートと一緒に提出するだけの簡単なものだ。バスで一緒のオーストラリア人は出国カードが見当たらないと騒いでいたが,貴重品袋の中から出てきたので事なきをえた。
ラオスのトラックバス(3000K)で国境を越え,中国側イミグレのあるモーハンに向かう。すでに,バンコクでビザは取得しているので,中国の入国手続きはいたって簡単であった。小さな入国カードに必要事項を記載し,パスポートと一緒に提出するだけである。
国境の町モーハンは小さな小さな町だが,ここでも大規模な道路工事が行われている。ここから孟臘までは白タクならぬ白ト