恵文社一乗寺店

恵文社一乗寺店

[1] 恵文社一乗寺店

Webページ

[2] 京都の「街の本屋」が独立した理由〜堀部篤史さんに聞く【前編】 « マガジン航[kɔː], , http://magazine-k.jp/2015/10/31/horibe-atsushi-interview-01/

「レコードはビニールがいい」「本は紙がいい」というアナログ信仰の話題には食傷気味だが、事態はさらに一歩進み、いまや作品や資料は物理的に所有するのではなくクラウド上に保存、あるいはネットの情報を参照することが一般的となった。データ化された作品や資料は最安値で、場合によっては無償で、即座に手元のPCやスマートフォンなどのデバイスに届けられる。

そうしたなか、地域に密着して本屋やレコード屋などを営んできた個人店は次々と姿を消していった。高効率なネット流通や高度なマーケティング戦略を前に、昔ながらの対面販売は歯が立たないようにみえる。

だがその一方で、この状況を逆手にとって健闘し、高い評価を得ている店舗も少なくない。豊富な品揃えと独自の棚作り、趣ある店作りで多くのファンを持つ京都の書店、 恵文社一乗寺店 もそのひとつだ。京都のカルチャースポットとして多くのメディアで紹介され、店長の堀部篤史さんは自らも 『街を変える小さな店 京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。』 (京阪神エルマガジン社)という本を上梓するなど、出版不況のムードに反して独自の存在感を示してきた。

デジタル化の副作用によってそぎ落とされてしまった、本や店舗といったモノのもつ価値について、さらには音楽などもふくめたパッケージ商品について、恵文社一乗寺店の在り方を通じて考えたいと思った私は、堀部さんに昨年から色々とお話を聞いていた。

ところが、この記事をまとめようとした9月の中旬、堀部さんがまさかの独立宣言。恵文社を辞めて自ら書店を作るという話をうかがい、急遽、追加取材を行った。

そこでこの記事は前後編に分け、前半では恵文社一乗寺店の店長としての堀部さんのこれまでの取り組みを紹介することとし、後半では 誠光社 という新しい店舗を構える堀部さんの独立にまつわる奮闘、そして今後の展開について紹介したい。

恵文社一乗寺店という新しい書店のかたち

京都のターミナルといえばJR京都駅か阪急河原町界隈だが、恵文社一乗寺店はそうした都心部からは程遠く、決して地の利が良いとはいえない、叡山電鉄一乗寺駅から歩いて3分のところにある。しかし、近隣に京都精華大学や京都造形芸術大学などのキャンパスがあるため、店内は学生や学者、研究者風の人々、知的好奇心の高い人々、アートやデザインに傾倒する人たち、あるいは『Ku:nel』等

履歴

[3] この記事はSuikaWiki Worldに作成されました。 に最終更新されました。 https://world.suikawiki.org/spots/24255448187630806

メモ