大多喜ダム

大多喜ダム

[1] 大多喜ダム (おおたきだむ)

Webページ

[2] 大多喜ダム - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%A4%9A%E5%96%9C%E3%83%80%E3%83%A0

大多喜ダム(おおたきダム)は千葉県夷隅郡大多喜町、二級河川・夷隅川(いすみがわ)水系沢山川に建設が進められていたダムである。 千葉県が計画を進めていた県営ダムで、高さ36.5メートルのロックフィルダム。夷隅川水系唯一の多目的ダムとして計画され、夷隅川下流の治水と南房総地域への上水道供給を目的とし、さらに房総導水路の調整池としての役割も担う予定であった。しかし事業の長期化が進む中で南房総地域の上水道需要が低下。その結果下流受益地の自治体が事業からの撤退を表明したため、2008年(平成20年)3月27日に事業中止方針が公表され、地元住民の理解を得られたとして、県は2011年3月4日正式に中止を決定した。その後は川幅を広げる「河道改修方式」を行う。中止したダム事業の一つである。

[3] 【実況探索】#11 千葉県 大多喜ダム【心霊スポット】, , http://www.youtube.com/watch?v=W6MqtOc-l80

2013に撮影

[4] 大多喜ダム建設事業について(河川総合開発事業)/千葉県, , http://www.pref.chiba.lg.jp/gyoukaku/jouhoukoukai/shingikai/gyouseikaikaku/iinkai/32-1siryou1.html

2.流域の概要

(1)流域の概要

沢山川及び西部田川は、千葉県の南部、夷隅郡に位置し伊藤大山(標高245メートル)に源を発して南東に流下し、激しく蛇行を繰り返しながら中流部で進路を東に変え西部田付近で夷隅川に合流する流域面積6.0キロ平方メートル,流路延長約2.5キロメートルの小河川である。

なお、夷隅川は千葉県内の最大の流域面積299.4キロ平方メートルを有しており、勝浦市、大多喜町、夷隅町、御宿町、大原町、岬町の1市5町を流域としている。

夷隅川流域は、海岸性の気候を示すとともに県内でも多雨地帯に属し、台風期の豪雨により災害が多く発生している。過去の豪雨の記録としては、昭和36年6月28日に日雨量230ミリメートル、昭和45年6月30日~7月2日にかけての「関東地方南部の集中豪雨」では、351ミリメートルの日雨量を記録した。

流域の年平均降水量は2,000ミリメートル、年平均気温は15℃である。

沢山川の水利用は古くからかんがい用水に利用されており、下流部には水田が広く分布している。

また、夷隅川水系ではかんがい用水として71の水利権があり、約3,300ヘクタールのかんがい用水として高度に利用されている。

(2)夷隅川の主な既往の災害実績

発生年月日

降水量

被害状況

[5] 道路レポート 大多喜ダム付替町道, , http://yamaiga.com/road/ootakidum/main.html

【周辺図(マピオン)】

房総半島の内陸に位置する大多喜町は、山がちな町域の全体に無数のトンネルが掘られており、関東地方では横須賀市と並ぶ“トンネルの街”である。

が、今回紹介するのはトンネル絡みではない。

戦国時代から城下町として栄えた大多喜町の中心市街地から僅か2kmの位置に計画されていた大多喜ダム関連である。

右図は大多喜ダムに関する千葉県発行の資料からの転載である。

ここにまとめられているとおり、大多喜ダムは夷隅川水系の沢山川を高さ32.5m、幅318mという巨大なアースフィル形式のダムで堰き止め、そこに治水と利水を目的とした17万平方メートル(東京ドームの約4倍の広さ)の人造湖を誕生させる計画であった。

このダムは、平成元年に千葉県が策定した「南房総広域水道事業計画」によって建設が決定された。

計画の背景として、昭和50年代頃の南房総地域では、夏場に集中して首都圏から膨大な観光客(海水浴客)が訪れる事により、毎年のように給水制限が行われる事態となっていたことが挙げられる。もともと南房総には大きな河川が無く、渇水しやすい地域だった。

計画では、香取市の利根川取水堰と長柄町の長柄ダム間に完成していた70kmの房総導水路から、さらに南へ伸びる30kmの南房総導水路を建設し、その終点付近に新たな水瓶となる大多喜ダムを建造することとされた。完成すれば南房総地域の水不足が一挙に解消し、工業用水の拡大、房総リゾート地域整備構想への転用、夷隅川の洪水対策にも寄与すると期待された。

事業は千葉県と、新たに設立された南房総広域水道企業団との共同事業として、進められることになった。

平成3年に大多喜ダム建設が着手され、平成8年からはダム建設現場への進入道路や、水没する町道の付替工事が始められた。

全体の完成予定年度は平成29年度であった。

だが、平成19年に突如、南房総広域水道企業団は用水の需要が当初見込みよりも減少していることを理由に、事業からの撤退を表明したのである。

県はこれを受けて改めて事業再評価を実施したところ、ダムは建設中止が妥当と判断され、平成23年3月4日に大多喜ダム建設事業の中止が決定された。

なお、南房総導水路は平成9年に完成しており、既に利用されていた。

この画像は、既に消去された「千葉県大多喜ダム建設事務所」サイトなどに掲載されて

[8] 千葉県大多喜町 大多喜ダム建設地のその後(その1) ( その他趣味 ) - 埼玉発 おとなの小探険 - Yahoo!ブログ, , http://blogs.yahoo.co.jp/takaratta1152/38938877.html

千葉県夷隅郡大多喜町西部田 この先に建設中だった千葉県が進めていた多目的ダム、大多喜ダムは平成23年3月、正式にその建設を中止した。

私は4年前、建設が凍結されたこの地を探索し記事を公開したのだが、4年経った今、何か変わっているのか、気になっており今回再訪する事にした。

履歴

[14] この記事はSuikaWiki Worldに作成されました。 に最終更新されました。 https://world.suikawiki.org/spots/23438054557608445

メモ