三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第27回目です。
今回紹介するのは、京都市中京区にある「京都国際マンガミュージアム」です。
小学校の統合によって廃校となった龍池小学校を改修した、とてもユニークな
建物です!
マンガ学部を持つ京都精華大学と、土地・建物を提供した京都市の共同事業
によって整備が進められました。
元々の小学校は京都市営繕課による設計で、改修設計は類設計室 です。
敷地隅より建物を見る。
当然ですが、小学校の雰囲気ですね(笑)
カラフルなタイル張りの、施設入口塀。
建物は旧校舎をベースにして、部分的に増築しています。
カーテンウォールのところは、増築部分ですね!
ベージュの外壁とガラスカーテンウォールが、とてもマッチしています。
手前には木製デッキがあって、屋外で自由にマンガが読めるという訳です!
又、グラウンドであった部分には、全面人工芝が敷かれています。
のんびりしてて、癒しの空間ですね(笑)
パープル色のパネルで囲われた正面玄関。
少し小さめですね。
施設ロゴもデザインされています。
カッコイイです。
こちらは増築部分に作られた通用口。
庇先端のディテール。
シャープで繊細な印象です。
正面玄関から中へ入ってみます。
大きなホールがあります。
インフォメーションの様子。
向かって右には、発券機とグッズショップがあります。
ガラスカーテンウォールの内部は、2層吹抜けとなっています。
棚にはマンガがぎっしり(笑)
吹抜け2階は、渡り廊下が通っています。
吹抜けの壁面には大きなオブジェが・・・
手塚治虫氏の「火の鳥」ですね!
続いて、旧校舎部分をのぞいてみます。
廊下部分には書棚が連なっていました。
消火栓も上手にはめ込まれています。
教室側の様子。
しっかり設計されているのがわかります。
読書室として利用されているようです。
エレベーターは増築部に設置されています。
エレベーターホールにも、読書用のイスがありますね・・・
校舎なので当たり前ですが、廊下の突き当りには階段がありました。
ここは昔の面影を残していますね!
テラゾの手摺壁がレトロでGOOD!
階段の踏み面は、綺麗なモザイクタイル張りです。
ここは当時のままでしょうね!
再び外部へ。
アールの窓とシンメトリーのファサード。
時計も良い感じです!
旧校舎も、とてもおしゃれでした!