田端橋

田端橋

[1] 田端橋

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[2] 「道角橋」と「田端橋」–失われた川に架かっていた2つの石橋の運命 : 東京の水 2009 fragments, , http://tokyoriver.exblog.jp/15903144/

善福寺川が大きくその流路を曲げている杉並区成田西3丁目、流路の内側に囲まれた舌状台地の先端に、尾崎熊野神社が祀られている。参道に立つ解説板によれば、かつての成宗村字尾崎の鎮守社であり、鎌倉時代末期に熊野権現を勧請して建立されたという。「尾崎」とは小さな﨑に由来する地名で、土地の形状そのものを現している。他のこういった舌状台地と同様、神社が創建される以前から聖なる地だったのだろう。縄文時代の住居跡が発掘されているのもまた他の舌状台地と同様だ。 その参道の脇に、古い石橋の欄干がぽつんと据え置かれている。長さは3m弱くらいであろうか。

欄干に刻まれたその名は「道角橋」。神社は台地の上にあるから、ここを川が流れていた訳ではない。「道角橋」はもともと、神社の300mほど南をを通る旧五日市街道が、善福寺川の「あげ堀」を渡る地点に架かっていた橋だ。(段彩図は、数値地図5mメッシュをgoogle earth「東京地形地図」からキャプチャ。青い線はかつての水路で、現在すべて暗渠化/埋立て)

善福寺川は川沿いの水田の灌漑用に、両岸に「あげ堀」と呼ばれる、川に並行した導水用の水路がつくられていた。橋はそのうち右岸側のあげ堀に架かっていた。現在善福寺川に架かる尾崎橋の西側のあたりになる。欄干はあげ堀が埋め立てられた際に行方不明になっていたが、後年善福寺緑地の一角に放置されているのが発見され、神社の境内に保存されたという。

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