豪雪で名高い新潟県津南町。
そこから国道405号を1時間走った先に、雄大な鳥甲山(とりかぶとやま)
山麓の「秋山郷」に到着します。
行政は長野県栄村なのですが、生活は新潟県津南町に頼って
います。
秋山郷和山温泉から、東電の切明発電所を少し行くと
この看板が出てきます。
大きな看板ではないので、見落としがちですが、この看板を
右折した林道(通称 もっきりやロード)を約1キロ走った先に、
今回紹介する、古民家を改築した山房「もっきりや」が
あります。
主人が身を粉にして整備したMロードですが、基本的に
対向車とすれ違えない(もっとも対向車など来ませんが)
悪路につき高級大型車は乗りいれない方が無難です。
運転に自身の無い人も同様です。
「来るなら来てみろ、もっきりや」の看板の意味を理解
することが出来ると思います。
主人には大いなるこだわりがありまして、開業以来、
『1泊2食 3.000円』を守っております。
いまのご時世、信じられない値段設定に二の足を踏む方も
いらっしゃるようですが、決して「安かろう悪かろう」の
宿ではありません。
此処、秋山郷には早朝や夜に食事をとれる所はほとんど無く
それでは旅人が気の毒だという思いもあるからです。
それと主人曰く「1,2の3でもっきりや」という語呂の響きが
気に入っているらしいです。
ただし、「もっきりや」に一般的な旅館のサービスは期待
してはいけません。
主人はひとりで生活をしており、平日の昼間は稼ぎ仕事が
あつて、Mロードや山房の保守点検に多忙を極めています。
「お客さん、勝手にやってね」をモットーにいている為、
1泊2食つき1万円に慣れ親しんでいる方には、避けた方が
無難でしょう。
口は悪いが男気があり、話好きの主人ゆえ、興が乗れば
宿泊費の2〜3倍の価値はあると思います。
事情があってこの2年間、訪ねられないのですが、僕が
パジェロミニに乗っているのは、此処「もっきりや」に通う為
に購入したようなものです。
宿泊山房もっきりや
北信州栄村秋山郷、鳥甲山登山口、苗場山を望む地に2,004年
10月より、旅人の宿として「宿泊山房もっきりや」が開設しました。
小さく不便な宿でありますが、無駄をはぶいた一汁一菜!
必要最小限の安価な宿賃にて、一