立会川の3つの主水源のうち、 前回に引き続いて清水池周辺の話題を続けます。 このシリーズは清水池の周りの短い暗渠を取り上げ続けるので、 「ANGLE」を使った考察はしばらくお休み。
実は、水源と言われている清水池のさらに上流には、 付近を走る品川用水からの取水路と思われる水路が 大きく二つ確認できます。
一つは今回で取り上げる東の水路( 清水池上流東水路 と名付けます)、 もうひとつは次回を予定している、 鷹番を貫く西の水路( 清水池上流西水路 と名付けます)。
元々は、「目黒区文化財マップ」に切れ切れに載っていた暗渠を参考にしました。 これらを周辺含めて辿りながら、そして「東京時層地図」を見ながら 「一つの水路」として考察していく方法を今回はとっています。
ではまず東の水路、 目黒区中央町1-10での品川用水との接点から 清水池に向かう流路をご紹介していきます。 品川用水の、目黒通りに下る手前からこんな暗渠が始まっています。
ちなみに、この背後にも暗渠が伸びていて、 つまり品川用水からはこれから辿る清水池方面と、 反対側の目黒区防災センター方面の二つの落水が この地点で行われていたことになります。 その防災センター方面の暗渠というのは、 この奥に続くやつ。
今回はこれは追わずに、清水池方面に向かいましょう。
緑道チックに整備されたこの暗渠を通ると
すぐに目黒通りに出ます。
そして目黒通りを越えると、 またこんな風に続いています。
ちなみにこの川筋のところは 目黒通りがこんなに凹んでいるので一目瞭然。 (写真奥の窪み)
この暗渠はまっすぐ続いていて、 おそらく住宅区画整理で付け替えされた用水路、 なのだと思われます。
ここを通って曲がったあとは、殆ど道に紛れてしまいます。
もう清水池の北側、池まで至近距離。 どうもこの辺りは西水路につながる水路含めて若干水路は錯綜しています。
清水池の隣のブロックにて、 また暗渠空気全開の道が姿を現します。
目黒区本町2-14。
そしてこのような広すぎる歩道を経て (まるで2車線道路のセンターラインみたいですね)
清水池につながっていきます。 ちなみにこの水路は、次回ご紹介する西水路とも東西に繋げているようです。
清水池まで来ました。
と、まあこんな具合に、 水源である湧水・清水池より上流で品川用水からの水を受け